妊娠が成立すると、妊娠したかどうかまだわからない時期、生理予定日前後くらいから徐々に体に変化があらわれ始めます。それが高温期の維持で体が火照ったり、早い人であればつわりの症状が出始めたりと様々です。中でも生理の始まりや終わりかけのような茶色の出血をする方がいます。

妊娠のかなり初期のこの出血はどういったものなのか、何が原因なのか、妊娠2ヶ月の4~6週で案内します。


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■妊娠4週目くらいの茶色出血


時期的に生理予定日あたりが妊娠4週目になります。無事に妊娠が成立していればこの頃に「着床出血」という出血をする事があります。
着床出血とは、生理予定日前後に受精卵が子宮内膜に着床する事によって生じる出血です。

妊娠したら必ずある症状ではないし、出血のタイミングも生理予定日あたりなので生理が来たと勘違いする方もいるようです。

出血の量もティッシュでぬぐっても僅かにつく程度の方や生理の少ない日くらいの量の方がいたりと少量で、1~3日前後で止まることが大半です。出血の量が多かったり、長期間出血が続くようであれば別の病気のおそれがあるので産婦人科を受診しましょう。

■妊娠5週目くらいの茶色の出血


妊娠したことによって、子宮内では赤ちゃんを育てる機能が急速に出来上がっていきます。子宮を大きくしたり、新しい毛細血管を作り張り巡らせ子宮の中は大忙しです。

そんな過程の中で、子宮拡大に伴い子宮内膜のデリケートな毛細血管が破けたり、内部の組織が剥がれたりして出血をすることがあります。これが少し子宮のなかに残り溜まったものを「絨毛膜下血腫」と言います。

時間の経過で出血として外に出されるか、そのまま体内に吸収されるかするので基本的には心配の要らない出血です。ですが血腫が大きかったり、胎嚢の近くにあったりすると、異物を外に出そうとする体の働きで、血腫を外に出す際にと血と共に赤ちゃんが外に出されてしまうことが稀にあります(流産)。

産婦人科で診察を受け、しっかりと血腫の状態を把握し、医師から適切な指示を仰いでください。
 

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■妊娠6週目くらいの茶色の出血


6週に入ると、早い方であれば心拍の確認ができる頃です。つわりの症状が出始めたりと心身ともに不安定な時でしょう。心拍が確認できれば流産の確率もグッと下がると言われていますが可能性がないわけではありません。この時期は「切迫流産」が原因で茶色の出血をすることもあります。

切迫流産というのは、流産という言葉が入ってるのでギョッとするかもしれませんが実際には流産しかかっている状態で、流産はしていないし赤ちゃんは生きています。絨毛膜下血腫による出血などと誤解して独断で経過を見るのではなく、早急に産婦人科を受診しましょう。対処としては止血剤を処方されたり、安静指示を出されることが多いです。経過や状態によっては入院を指示されることもあります。

■基本的に茶色の出血は心配いらないけど……


上で挙げたような例以外にも、最後の生理の経血の残りが酸化して茶色になって出血したり、内診によって出血したりと一言で出血とし言っても原因は色々あります。少量の出血であれば、そのどれもが流産と結び付いたりすることはそうそうありません。

ですが、この妊娠初期は用心しすぎるに越したことはないので、次の検診まで安静に過ごして様子を見たり、気になるようであれば産婦人科に電話して今の状態を伝えて医師にどうするか聞くのもいいでしょう。

また、真っ赤な鮮血が出たり、その出血量が多量であったり、また激しい腹痛や貧血か同時にあったりしたら要注意です。子宮外妊娠や流産のおそれがあるので早急にかかりつけの産婦人科を受診しましょう。