妊娠検査薬で陽性が出たり、産婦人科で妊娠を伝えれたとき、赤ちゃんを待ち望んでいた方にとっては希望や喜び溢れる時期でしょう。
出産に向けて、これからの妊娠生活をより良いものにしたいところですが、出産に辿り着くまで幾つもの不安や心配を抱えることだと思います。

その中でもまだ胎盤が安定していない妊娠初期は特に不安が盛りだくさんでしょう。今回は妊娠初期にたまにある、生理の時のような血の塊が出る原因をまとめてみました。


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■絨毛膜下血腫


絨毛膜下血腫とは、絨毛膜という卵膜の一部と、子宮内膜の間に出来る血の塊のことをいいます。軽度のものはよく見られるので心配のいらないものが大半です。

そして子宮口の近くにこの血腫があると出血することもあります。この血腫そのものが体外に出されると、生理の時に出るようなドロッとした血の塊で出てきます。

基本的には小さいサイズの血腫は安定期に入る頃までには自然と体内に吸収されるなり、出血として体外に出ていくのですが、血腫が大きいかったり胎嚢の近くにあったりすると、体が異物(この場合は血の塊)を外に出そうと働きかけたときに一緒に赤ちゃんを出そうとして最悪流産に繋がってしまうこともあります。

経過や状態を見て産婦人科の医師が止血剤を処方したり、自宅安静または入院するように指示を出すこともあるのでその時は医師の指示に従いましょう。

■流産または子宮外妊娠


激しい痛みを伴う多量の出血は流産や子宮外妊娠の恐れがあります。

流産は出血の他にも腹痛や高温期にあった基礎体温の低下、人によってはつわりが突然なくなることによって異変に気付くこともあります。初期の流産のほとんどが染色体の問題で赤ちゃん側に原因があるのですが、タバコなども一因となることもあります。妊娠がわかったらその時から禁煙しましょう。

そして子宮外妊娠というのは正式には「異所性妊娠」といい、正常なら子宮内膜に着床するはずの受精卵がそれ以外の場所に着床してしまうことです。子宮外妊娠は卵管に受精卵が着床してしまうことがほとんどです。

子宮外妊娠の兆候は、下腹部痛や違和感から始まることが多いようです。ごく初期では無症状なのですが、異所に着床した受精卵が成長するにつれて痛みや出血などの症状が出始めます。卵管に着床していた場合、進行すると卵管が破裂してとても深刻なことになってしまいます。出血性ショック症状に陥て最悪命の危険すらあります。


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■生理の時のような血の塊以外の出血


ここでは参考までに、血の塊以外の出血のことをお話したいと思います。

まず、子宮膣部びらんによる出血というものがあります。妊娠中の膣内はとても充血していて少しの刺激でも出血してしまうことがあり、産婦人科での内診や性交などで出血することがあります。

妊娠の超初期であれば人によっては着床による出血もあります。出血の他にも、受精卵が着床する際に子宮内膜を刺激するのでチクチクとした軽い痛みを感じる場合もあります。

いずれも微量の出血であることが大半で、血の塊がでることは稀で妊娠継続にも心配のないものです。

■塊が含まれる出血があれば早急に産婦人科へ


通常、妊娠中は出血しないのが一般的ですが、子宮の成長過程に生じる出血や膣部びらんなどで出血する方もいるので出血がある方は異常だというわけではありません。しかし出血した以上、しっかり原因を把握しておくようにしましょう。

基本的には心配の要らないとされる絨毯膜下血腫でも、サイズが大きかったり血腫の位置や経過によってはしっかり産婦人科の指示を仰ぐようにしましょう。

これら以外にも少しでも不安に思うようであれば、精神的な安定のためにも迷わずにかかりつけの産婦人科に相談するようにしましょう。