初めてお産をする初産婦の方も、既に1回以上お産を経験している経産婦の方も、誰にとっても妊娠・出産は命をかけた大仕事です。初産婦だから何かが大変といったり、経産婦だから絶対上手に産めるなど必ずこうであるという法則はなく、人によって・赤ちゃんによってお産の流れはそれぞれです。

しかし出産経験の有無は、妊娠中の体の変化やお産までの過程によく表れます。ここでは、初産婦、経産婦の方双方の違いを見ていきます。


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■お腹の膨らむスピード


経産婦の方のお腹の膨らむ過程はゴム風船に例えられることがよくあります。1度膨らませた風船をもう1度膨らますのは最初よりはスムーズだということです。

実際にまえのお産で伸びた腹膜は伸びやすくなっており子宮や赤ちゃんが大きくなると、経産婦の方はそれだけお腹が膨らむ方が多いようです。

妊娠初期である2ヶ月目くらいの段階で、初産婦の4~5ヶ月目くらいのお腹の膨らみになっている方もいます。初めての妊娠の時は妊娠後期くらいまでマタニティウエアを着ることもなかった方も早々に必要になる方もいるでしょう。

そして7~8ヶ月目くらいにもなると臨月かと間違われるくらいになっている方も。しかし実は赤ちゃんの成長の早さや最大の腹囲は初産婦・経産婦に差はなく、お腹の膨らむスピードが早いというだけなのです。

■初めての胎動を感じる早さが違う


初めての胎動を感じた時の感動は大きいものです。エコーなどで赤ちゃんの様子を見ることは出来ても、自分自身で初めて赤ちゃんの存在をハッキリと感じる事が出来るのは胎動だという方も多いでしょう。突然ポコッとお腹の内側を蹴ったり、モゾモゾッと下腹部がくすぐったいような動きをしたりと、一言で胎動といっても色んな感じ方があります。

初産婦の方は胎動がどのようなものかという事が未経験であるということで気付くのが遅かったり、腸運動なのか胎動なのかと判断に迷って確信するのが遅い場合があります。

経産婦の方は前の妊娠で経験しているので胎動に気付きやすく、確信を得るのも早いです。また、初胎動は20週前後に感じる方が多いようです。


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■経産婦である方がお産が早い


よく「経産婦は(赤ちゃんが)早く産まれる」と言われてますが、これは予定日より早く産まれるという意味と、陣痛が始まりお産に至るまでの時間が早いという意味の両方で使われることがあります。

前のお産によって子宮口が広がりやすくなっており、出産予定日よりも前に産まれてくること実際には多くみられます。

また、前のお産の際に既に赤ちゃんが通ったことによってり産道は広がりやすくなっているので、通常の分娩に入った場合はだいたいの経産婦の方は初産婦の方に比べてお産の進みや時間が早いのです。お兄ちゃん、お姉ちゃんが開いてくれた同じ道を赤ちゃんは一生懸命出てくるのです。

予定日も前倒しになりがちな上に陣痛が始まったらお産の進みが早い…これらを鑑みると経過のよい経産婦の方でも臨月に入ったら入院や心の準備を万端にしておくのがよいでしょう。

■初産婦・経産婦の方双方のお産の痛さや不安は変わらない


「陣痛がどんな痛みかわからないので怖い」、「あの痛みを知ってるからこそ陣痛が怖い」など、それぞれの理由で不安に感じていることはあるでしょうが、基本的にはみんな同じ怖さを感じています。そして共通して「赤ちゃんが元気に産まれますように」と祈りながら出産に挑んでいます。

お産は何度しても1度として全く同じ内容のお産はありません。経験があるから、ないからといって出産が始まると出来ることに差はなく、産まれた瞬間の喜びはどのお母さんも違いはないでしょう。