妊娠が判明し、喜びのひとしおの中でも頭を過るのが「流産せずに無事に赤ちゃんを産めるかな?」という不安でしょう。一般的には赤ちゃんの心拍が確認されると流産の確率はグッと下がると言われています。

多くの流産がその心拍確認前後の妊娠2ヶ月で起きています。7割もの流産がこの時期に起きています。ですが、妊娠3ヶ月ではまだ胎盤の完成がされていないので注意深く体の変化を感じることが大切です。

妊娠3ヶ月での流産は、一体どのように起きて何が原因なのか見ていきたいと思います。


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■染色体や遺伝子の異常


妊娠初期の流産の原因はこの染色体の異常が一番多いです。

染色体や遺伝子に異常があり長く生きられない受精卵は、受精した時からこうなることは決まっていたので、医療の力では防ぎようがないのです。

この自然淘汰ともいえる初期の流産ですが、お母さんは流産してしまうと自分の行動に何か問題があったのではと自分を責めがちです。ですが、初期の流産はお母さんの過ごし方や行動は関係ありません。

また、化学的流産というものがありますが、これは妊娠が成立(着床)したかしないの妊娠の超初期に起こるもので、一般的な流産とは別物に考えられるものがあります。

稀にかなり早い段階で妊娠検査薬を試した方に陽性が出たのに、いつの間にか生理が来てたという方がいますがそれは化学的流産をしていることがあります。早々に妊娠検査薬を試さなければ気付くこともなかったもので、特に処置などは必要なく流産にはカウントされません。

■出血多量によるもの


基本的には経過が良ければ問題なしとされている絨毛膜下血腫ですが、出来る位置が赤ちゃんと極端に近かったり血腫のサイズが大きすぎるときは注意して下さい。体に異物(血腫)があると、その異物を外に出すように体が働きます。

その際に赤ちゃんの近くに血腫があると出血した時に一緒に流されてしまったり、血腫が大きいとそれだけ流れ出されてしまうリスクがあります。

血腫は体外に出されたり、胎盤に吸収されるなりして安定期くらいまでには自然となくなるのが一般的です。それまでは場合によっては産婦人科の指示によって出血しないように安静や止血剤が処方されることがあるので産婦人科の指示に従いましょう。


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■子宮の奇形


通常の子宮とは異なる形をしている双角子宮や単角子宮など、他にも様々な種類のものがあります。

奇形というとギョッとする響きですが、双角子宮などの方でも無事に妊娠・出産をされている方はたくさんいます。ただ、種類によっては着床しづらかったり、着床したとしても育ちにくかったりと通常の形をしている子宮に比べると流産のリスクはあります。

子宮の奇形はあったとしても無症状なので気付くことが出来ず、開腹手術や妊娠を機に自分がそうであると気付くことが大半です。ケースによっては妊娠していない時に子宮形成手術を行う場合があり、そうなった時以降の出産は帝王切開となります。

■母体側に出来ること


初期の流産はお母さんには原因はないとは言いますが、あまりにも流産を繰り返すようであれば次の妊娠に向けて検査と対策が必要です。

反復的に流産を繰り返す原因としては、血液や栄養が思うように赤ちゃんに届かず、お腹の中で育ちにくく流産してしまう不育症などがあります。これは初期に限らず原因となることがあるのですが初期流産の一因とも言えます。

流産しないために最低限出来ることといえば、赤ちゃんの発育にいい葉酸を採ったり、ストレスや疲れの少ない生活を送ったり、当然ですか禁煙・禁酒など生活改善をすることです。

また、切迫流産など赤ちゃんが生きてはいるが流産が差し迫っている場合には自宅安静や入院、とにかく体を動かさず産婦人科の指示に従うことが大事です。