妊娠4ヶ月頃になると、つわりもピークを過ぎて徐々に食欲や体調が回復してくる人も多いでしょう。胎盤も完成間近になり赤ちゃんも急ピッチで成長を開始する時でもあります。母子ともに体が栄養を欲してるこの時期、気になるのが体重の増加ではないでしょうか。ここでは妊娠中の体重増加の理由や体重管理の大切さを見ていきましょう。


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■お母さんの体重が増える理由


つわりから解放されてついつい食べすぎてしまう…そんなシンプルな理由もありますが、他にも理由はあります。

胎盤が完成することによって赤ちゃんに血液を巡らせるために母体の血液の量が妊娠前よりも約1.4倍ほど増えます。重さにして約2キロです。その上、胎盤から分泌されるホルモンによって妊娠中の体は脂肪を溜め込もうとするようになるのです。更には胎盤や羊水など赤ちゃんを育てる上で大切なものたちの重みも加わるのである程度の体重増加は自然なものなのです。

妊娠後期にもなると胎盤や子宮、赤ちゃんなどだけで5キロ前後の重さがあります。お母さんの体はわずか短期間でこれだけの重さを背負うことになるのです。

■妊娠中の体重増減の理想


細身の方(BMIが18.5未満)なら9~12キロ増、普通体型の方(BMIが18.5~25未満)なら7~12キロ増、ぽっちゃりの方(BMIが25以上)なら5~7キロ増が出産までの体重増加の目安になります。

自分がどの体型であるかはBMI(体重kg÷(身長m×身長m))を参考にしてください。そしてこの範囲内であれば短期的な体重増加していいというわけではありません。1週間あたりマックスでも500グラム増えるくらいで緩やかに推移するのが理想です。

また、妊娠初期は妊娠前の普段の食事(平均的には1800~2000キロカロリー)の+50キロカロリーを目安にするといいでしょう。ちなみに妊娠中期は+250キロカロリー、後期は+450キロカロリーです。間食をするにしても出来る限り低カロリーなものや、少量でも食べごたえ(歯応えのよいもの)を食べるなりして工夫しましょう。

便秘がちになるので食物繊維も意識できたら尚良いです。そして1日1回は体重計に乗るようにして体重の増減を意識するようにしましょう。


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■体重増加によるリスク


体重が増えすぎると妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病になるリスクが高くなります。重たい妊娠高血圧症候群になると、胎盤が正常に機能しなくなり血液が赤ちゃんに届きにくくなります。それによって赤ちゃんの発育が悪くなり、最悪お腹の中で死んでしまうこともあります。

妊娠糖尿病は血糖値に異常が起きて赤ちゃんにまで影響が出ます。赤ちゃんは巨大児だったり生まれつきの糖尿病だったりして低血糖を起こしやすくなります。また早産や羊水過多症、妊娠高血圧症候群との併発などのリスクも高くなります。

また、出産の際には微弱陣痛で子宮口が開きにくくお産が長引くこともあり母子ともに消耗してしまいます。体重の増えすぎにいいことはひとつもありません。

■体重に振り回されてストレスを溜めない


体重増加を気にして食べなくてもストレスですし、食べても自己嫌悪でストレスを感じるなど負のループに陥ってしまう方もいるのではないでしょうか。体重管理は赤ちゃんを健康に産むため、お母さんが安全な妊婦生活やお産をするために大切なものの1つです。

常に心掛けるのはいいことなのですが、それがストレスになるのならば別のことに集中して食べたい気持ちを忘れてみるのはどうでしょうか。目の使いすぎには注意をするとして、読書や手芸も集中できてよいでしょう。適度な散歩もリフレッシュ出来てよいでしょう。うまく体重や食欲をコントロールしてストレスフリーなマタニティライフを送れるようにしましょう。