妊娠4ヶ月になる頃にはあの苦しかったつわりもピークを越えて、胎盤の完成もいよいよ間近で、後は安定期を待つのみという方も多いでしょう。

ここからはのんびりとマタニティライフを楽しみたいと思っているでしょうが、まだ完全に流産の危険が去ったわけではありません。この妊娠4ヶ月頃の流産はどんなものか、まとめてみました。


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■流産の定義


まず把握しておきたいのが、流産とはどんなものであるかということです。ざっくりと言うならば「妊娠22週未満に何らかの原因で妊娠が終了すること」です。流産は妊娠12週未満で起こることが多く、すべての流産の8割以上がこの妊娠3ヶ月までに起きていると言われています。こう読むと可能性は0ではないけども、妊娠4ヶ月で流産する可能性はとても低いということです。

ちなみに22週0日から正期産になる37週までは、流産というものはなく「早産」というものになります。21週目未満の赤ちゃんは体の機能がとても未熟でお母さんのお腹の外に出されてしまうと生きていけないのですが、22週目以降の赤ちゃんはお腹の外に出されても医療によって生きていける可能性があります。

■流産の前兆


流産にあった方の多くが、うずくまってしまう・歩けないほどの激しい下腹部痛や、真っ赤な鮮血が多量に出る・何日もだらだらと出血が止まらないなどの前触れかあったと言います。また、つわりが全くなくなってしまった、体の火照りがなくなった(基礎体温の低下)などというサインの方もいます。

しかし、誰もが必ず何らかの分かりやすいサインがあるというわけではありません。中には腰回りの不快感程度の違和感で、次の検診では既に赤ちゃんがいなくなっていたということもあります。全くの無症状という方もいます。


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■手術が必要になる流産


一言で流産といっても様々なパターンの流産があります。

お腹の中で既に赤ちゃんがいなくなってしまっている稽留流産、流産が進んで赤ちゃんや胎盤がお腹の中から出てきてしまう進行流産などがあります。他にも赤ちゃんの組織や胎盤の一部が流れ出ててしまう不全流産や、不全流産とは違って全て出てきてしまう完全流産など状態やパターンによって流産の呼称が違います。

稽留流産や不全流産のようにいなくなった赤ちゃん(または一部)がお腹にいる場合は手術が必要になります。妊娠4ヶ月の場合、中期中絶と同じ方法によって赤ちゃんを外に出す処置を取ります。

12週目より前(初期中絶)であれば母体に麻酔をかけて、掻爬術や吸引術によって赤ちゃんを外に出すという方法が取られるのですが、それ以降は赤ちゃんが育ってしまっているので、陣痛を起こして赤ちゃんを外に出すかないのです。初期中絶よりも母体への負担も大きく、ラミナリアというものや誘発剤を使い、固く閉ざしていた子宮口を開かせるので痛みも辛さも大きいです。

■初期中絶と中期中絶の処置後の違い


ゴールは共通して「赤ちゃんを体の外に出す」ことですが、初期中絶による方法と中期中絶による方法とではその後の処置ややるべき事に違いがあります。初期中絶による方法の場合は、手術のあと、数時間ほど病院で様子を見る必要はありますが、日帰りが可能です。そして費用はおよそ10~20万円の間の病院が多いです。

そして中期中期による方法は入院が必要です。病院や場合によっては手術前日から入院が必要なことがあります。費用も30万円以上であることが多く、病院や妊娠週数によっては50万円に迫ることもあります。また、妊娠4ヶ月以降の中絶になると「届出」なるものを市役所に提出する義務が生じます。