妊娠前は、頭痛や吐き気など体の調子がおかしいなと感じたらすぐにその症状に合わせた薬を飲んでいた方も多いと思います。最近の市販の薬はあらゆる症状にも対応・細分化しており、とても便利にできています。また、病院などと違って待ち時間や診察もなく手軽に入手できるためお仕事している方や忙しい方には重宝されていることでしょう。

しかし妊娠中の方は要注意です。この便利な薬が赤ちゃんにとっては毒になる危険を秘めているからです。出来れば薬を服用することなく乗り越えたい時期ですが、そもそも妊娠中の頭痛や吐き気の原因は何か、また、どうしても耐え難い場合にどういった薬の服用が可能か、調べてみました。


スポンサードリンク


■吐き気の原因


一番の可能性がずはりつわりです。多くの人が妊娠4ヶ月頃になるとつわりが落ち着いてくるのですが、妊娠中期や稀に出産までつわりがある方もいます。つわりに有効な薬はなく、つわりが終わるまでとにかくやり過ごすしかないのです。ストレスや疲れによってつわりが助長されることがあるので、リラックスしたり適度な気分転換をしたり、疲れを感じたら横になるようにしましょう。

つわりがひどくて嘔吐が激しい場合は産婦人科を受診して点滴などをしてもらいましょう。状況によっては入院の指示が出ることがあります。また、あまりにも長期間激しい嘔吐が続く場合は食中毒やウイルス性胃腸炎などの可能性があるので産婦人科を受診してください。

■頭痛の原因


妊娠中はホルモンバランスの関係で、頭痛やめまいなどの症状を訴える方が多くいます。他には妊娠中は運動不足になりがちなので血の巡りが悪くなり頭痛を感じる方もいます。ちなみに冷えも同じ理由で頭痛を引き起こすことがあります。冷えを意識しながら体を冷やさないように気を付けましょう。

そして妊娠中は目の使いすぎも非妊娠時と比べるととても負担になり、頭痛に繋がります。家にとじ込もっているとテレビやネットをついつい見すぎてしまうこともあるでしょうが、妊娠中は出来る限り控えめにしましょう。

また、妊娠高血圧症候群の症状で血圧が上がると頭痛を感じることがあります。我慢できる範囲だからと油断せずに異常を感じたらすぐに産婦人科に相談するようにしましょう。


スポンサードリンク


■妊娠中の薬の服用は必ず産婦人科の指示の元で


頭痛や吐き気の不快感は早く和らげたいと思うのが当たり前の感情ですが、妊娠中は安易に薬を飲んではいけません。薬によっては赤ちゃんに重大な影響を及ぼしてしまうものがあるのです。

鎮痛剤や頭痛薬でよく知られているものでも、妊娠中に服用すると赤ちゃんが奇形になることもあります。ちゃんと妊娠中でも飲める薬はあるので、自分の判断で市販の薬を飲むのではなく、症状をしっかり産婦人科に伝えて然るべき処方を受けてください。

■妊娠中の薬の影響


妊娠中の薬による影響を一番注意をしなければいけない「絶対過敏期」と呼ばれる時期は妊娠中2ヶ月頃です。赤ちゃんの重要な器官(心臓や消化器官、手足など)の形成がされる時期です。妊娠3ヶ月~4ヶ月も相対過敏期、比較過敏期と言われておりまだまだ注意が必要な時期です。この時期に不用意に薬を服用すると赤ちゃんに奇形を来す恐れがあるのです。

妊娠全期を通じての自己判断での薬の服用は絶対に行けません。薬の成分は胎盤を通して赤ちゃんにも届いてしまいます。頭痛以外にも風邪などを引くとついつい症状の緩和をしたくて手軽で便利な市販の薬に手が伸びてしまいます。しかし妊娠中はいつもと違うのですから口に入れるものは一つ一つ敏感になりましょう。妊娠中の疑問や不安はまず産婦人科に相談しましょう。