妊娠がわかり、幸せに過ごす中で色んな心配や今までなかったようなマイナートラブルに見舞われている妊婦さんも多いでしょう。お腹の中に命が宿るということはとても神秘的なことでもあり、とても大変なことでもあります。どんどんお腹が大きくなっていく最中、私のお腹って大きすぎない?と感じたことがある方もいるのではないでしょうか。

単純に赤ちゃんが急成長しているのならば問題はないのですが、タイミング的にそんな時期でなかったり、お母さんの体に異常が出たり…そんな時に疑われるものの1つが羊水過多です。

ここでは羊水過多についてまとめてみました。


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■羊水過多とは


羊水過多とは、母体もしくは胎児側の原因で羊水の量が増えてしまって妊娠継続に影響を及ぼすことのある現象です。反対に羊水が一定の量より少ないことを羊水過小と言います。

羊水過多の診断は、妊娠8ヶ月以降くらいでは700ml前後が通常の羊水の量ですが、800mlを超えるとされます。羊水過多のタイプは急性型と慢性型に分けられ、急性型の方が突然羊水の量が増えて母体にも負担が大きいので症状が激しいのが特徴です。慢性型は妊娠中期を過ぎたくらいから人よりもお腹が大きくなり吐き気などの症状が出てきて異常に気付く方もいます。

それと、エコーを見て羊水ポケットと呼ばれる空間が8センチ以上になると羊水過多と診断されます。

明らかな原因はわかっておらず、赤ちゃんが何かが原因で羊水を上手く飲めていなかったり、おしっこの量が多かったり、お母さんが妊娠糖尿病であったりと考えられる原因は様々です。高齢出産になる妊婦さんも羊水過多になりやすい傾向にあるので注意が必要です。

また、胎盤に腫瘍があったり、赤ちゃんが多胎(双子や三つ子など)である場合、尿の量が増えたりして羊水過多になることがあります。


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■羊水過多になるとどんな事が母体に起きる?


羊水の量が多いとお母さんのお腹が必要以上に大きくなります。赤ちゃんが大きくなったためお腹が大きくなったのかなと思う方もいるでしょうが単純に羊水でお腹が膨れてしまっているのです。それによるお腹の張りを訴える妊婦さんもいます。

それと同時に腹部の圧迫感や息苦しさ、腹痛・吐き気や動悸を感じる方も多々います。横になっていると呼吸が苦しくなって呼吸困難気味になる妊婦さんもいます。

また、頻尿になり手足が浮腫んだりします。不快症状が多いので体調がきついと感じたら担当の産婦人科医にすぐに相談するようにしましょう。

■羊水過多と診断された時にすること


羊水過多と診断されたらその原因に応じた治療や対策をとります。お母さんは塩分や水分を制限して利尿作用のある薬を飲んで余計な水分を排出したり、子宮収縮を抑える薬を投与したり、入院して様子を見ながら安静にしたり、呼吸困難など症状が重たい場合は羊水の量を減らすために子宮から直接針をさして羊水を抜く必要があります。

しかし羊水を抜くというのは一時的な処置であり根本的な治療ではありません。産婦人科医が分娩に至るまで必要と判断する限り継続して羊水を抜かなければいけません。

羊水の量が多いので破水しやすい傾向にあるので、早産を防ぐためにも経過の観察を怠らないようにしましょう。

■羊水過多は即座に早産などに繋がるものではない


羊水過多と診断されても産婦人科医の指示に従って、適切な処置や治療を受けて安静にしていれば妊娠継続は充分に可能です。慌てず不安がらずにしっかりと診察を受けて経過を見守りましょう。

羊水過多によって体調が優れないこともあるでしょうが、赤ちゃんも頑張っているのでお母さんも赤ちゃんと一緒に頑張りましょう。