高齢出産の妊婦さんや、これまでの経過を見て主治医から言われて羊水検査を受ける方もいるでしょう。羊水検査では主に染色体異常がわかり、お腹の子がダウン障害児である可能性が高いかどうかということもわかります。

しかしこの検査をしたからといって100%その結果が正しいと言うことはありません。羊水検査の精度は8割程度と言われています。そんな羊水検査についてここではまとめます。


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■羊水検査のやり方


羊水検査とは、妊婦さんのお腹に直接、注射器の針のようなものを刺して子宮から羊水を少量抜き取り、その羊水を培養して赤ちゃんの染色体や遺伝子情報などを調べる検査です。

お腹に針を刺す際はちゃんとエコーで赤ちゃんの健康状態や地位をしっかり確認してから慎重に行います。万が一赤ちゃんに針が刺さってしまったら大変です。

そしてお腹に針をさして30秒もしないうちに羊水の抜き取りは終わります。最後はまたエコーで赤ちゃんの様子と安全を確認して、子宮収縮を防ぐ薬を処方されてこの日の検査は終わります。

このように直接子宮に針を刺して羊水を採取するので当然リスクもあります。針の刺激によって子宮収縮をしたり、その僅かな刺し口から破水・出血したり、不運にも赤ちゃんに針が当たってしまったり…これらが起きないように細心の注意が払われますが、リスクとして認識しておきましょう。

■羊水検査の種類


お母さんから羊水を採取したら、次はその羊水を培養して赤ちゃんの情報を調べます。検査の方法はFISH法とG-band法というものがあります。

G-band法は、培養した細胞を元に1~22番染色体の詳細な情報を出すことができます。しかし検査結果が出るまで2週間から3週間ほどかかるので、もし妊婦さんが結果を受けて中絶の選択肢を取るとするとには時間があまりにも残されていないことになります。

一方、FISH法は細胞の培養が不要なので5日程で結果が出ます。しかしこの結果は13・18・21番染色体の数の異常などの限られた情報しかわからない上に精度は6割程度です。

このFISH法の結果のみで全てを判断しないように…と言いたいところですが、検査のタイミング次第では中絶の選択肢がある方にとってはタイムリミットが近づいています。もしG-band法の結果が時期的に待っていられないのであればFISH法の結果を参考にするかを判断しなければいけません。


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■羊水検査の精度は?


総合した染色体や遺伝子の異常が判明する確率は80%前後ですが、21番染色体の異常であるダウン症は羊水検査によってほぼ確実にわかります。しかし100%というわけではなく、万が一に結果が外れることもあるのです。

羊水検査が陽性だったけど産まれてきたら健常児だったということが1%前後、羊水検査は陰性だったのにいざ産まれてきたらダウン障害児だったといことが0.6%程になります。とても低い可能性ですが、この

■羊水検査の結果を踏まえてするべきこと


羊水検査の結果を踏まえてそれぞれの家庭でそれぞれの決断をすることかと思います。中絶を選ぶ家庭、そのまま出産を望む家庭、また他の決断をする家庭、どの決断も不正解ではありません。

羊水検査で陽性が出ても、0.6%でも陽性が間違ってるかもしれないという可能性を信じて出産に挑む家庭もあるでしょうし、羊水検査の結果を受けてダウン障害児を迎え入れる準備を始める家庭もらあるでしょう。

このように羊水検査をすることによって、様々な選択肢が生まれますね。どの選択をしても後悔がないように家族でしっかり話し合って検査・決断をするようにしましょう。