■基礎体温とは


基礎体温とは、朝起きて体を動かす前に計る体温です。この時が一番体が安静にしている状態なので、基礎体温が計りやすいのです。

この基礎体温、一般的な体温計では測定は出来ず、婦人用基礎体温計を使用します。測定する場所も脇の下でなく、舌の裏側に挟むようにして行います。

基礎体温を毎日・毎月継続して付け続けて記録することによって自分の体のリズムを把握でき、次回生理予定日の予測、排卵日を予測して妊娠しやすい時期の割り出し、生理前の体調の悪い時期の予測、普段の健康管理など多方面で役に立ちます。また、基礎体温の測定によって隠れていた婦人病などが見つかることもあります。


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妊娠を希望する方にとって基礎体温の測定は必須ともいえ、生理不順で生理の来るタイミングが不規則だけど妊娠を希望している方は基礎体温はかなり重宝するでしょう。

■着床時期の基礎体温(上がる場合)


基礎体温は前回の生理開始日から次回生理開始日までを1クールとして測定して記録します。

その間で、規則正しく毎月生理が来る方の場合は低温期と高温期がハッキリと分かれます。前回の生理開始日の時点では低温期と呼ばれる時期で、生理前の前回の生理開始日から2週間が過ぎた辺りから排卵期に入る方が多く、低温期だった基礎体温にも変化が訪れます。

低温期の中でもガクッと1段と基礎体温が下がるとそこが排卵日であると予測されます。その翌日から体温は高温期に入ります。着床時期は高温期に該当し、この時はまだ妊娠が成立していません。高温期と低温期の体温差は個人差はありますが、だいたい0.3~0.5℃ほどの差があります。

次回生理予定日が1週間過ぎたあたりになっても高温期が続いて下がる気配がないときは妊娠の可能性があります。妊娠している方は生理予定日を過ぎたあたりでもう1段階、基礎体温が上昇する方もいます。妊娠初期症状で熱っぽいと感じる方は高温期が続いているからでしょう。

高温期になると、プロゲステロンという黄体ホルモンが分泌されます。これは妊娠を助けるホルモンと言われており、着床しやすい環境を作って体温をあげます。これによって高温期があるのですが、妊娠が成立すると妊娠継続をサポートするために引き続きプロゲステロンが分泌されて高温期が続くのです。プロゲステロンの分泌は胎盤が完成した安定期に入るくらいまで続きます。

しかし妊娠していない場合は、生理予定日が近付くと基礎体温が下がり始めます。そして基礎体温がいつもの低温期ほどになると生理が始まります。

高温期に分泌されていた妊娠をサポートしていたプロゲステロンは妊娠が成立しなかった場合には徐々に分泌が減少していきます。


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■基礎体温を計るときの注意点


基礎体温を計るときは、毎日一定の時間に計ることが大切です。生活が不規則で起きる時間がバラバラな方や前日にお酒を大量に飲んだ方、日頃から大きなストレスを感じている方は正しい基礎体温を測定することが出来ないことがあります。また、朝起きてすぐの安静な状態で測定しないと正しい測定が出来ないので、枕元に基礎体温計を予め置いておき、目が覚めたら起き上がる前に計るようにしましょう。

この排卵日が自分で判断できるか不安だという方もいますが、これは継続してデータを取り続けて自分の体のリズムなどをしっかり把握していく内に自ずとわかるようになります。最低でも3クールはデータを取って、どのタイミングで高温期に切り替わるかを見極めて自分の排卵日に入るクセのようなものを見付けると慌てることなく排卵日を迎えることが出来るでしょう。

妊娠を希望して産婦人科やクリニックを受診する方は基礎体温を記録したグラフを過去3ヶ月分ほどを持っていくと医者も診察がしやすくていいでしょう。