■着床痛とは


排卵期に卵子と精子が出会って受精卵となり、その受精卵はおよそ1週間から10日をかけて子宮に向かい、子宮内膜に潜り込んで根付くことによって着床(妊娠成立)します。

この時期は計算上妊娠3週目前後にあたり、多くの方が妊娠に気づいていない時期で、妊娠を希望している方でも着床の時期を意識して精密な妊娠検査薬を試したとしても陽性反応が出るかどうか微妙な頃です。


スポンサードリンク


そんな妊娠したかどうかわからない時期ですが、お母さんの体には少しずつですが確実に変化は起こり始めています。

その中で「着床痛」という着床時期から妊娠初期にかけて生じるとされている痛みがあります。これは受精卵が子宮内膜に根付く際に子宮を刺激して起こる痛みであったり、妊娠の成立によって子宮がこれから赤ちゃんを育てるために大きくなろうとしている成長痛であったりします。

下腹部がチクチク、またはズキズキと痛むことが代表的な症状ですが、妊娠に気づいていない方は「そろそろ生理が始まるのかな?」と生理前の症状と症状も酷似しているし時期的にも勘違いすることも多いです。他には足の付け根が突っ張るように痛むという症状もあります。

これは着床によって体が赤ちゃんをはぐくむために大きくなろうとしている子宮を支える靭帯にも影響が出始めているのです。また、妊娠することによって分泌されるリラキシンというホルモンの影響で骨盤が緩くなるので腰痛を訴える方もいます。これらは着床痛と並ぶいわゆる妊娠超初期症状です。敏感な方や妊娠を希望されている方などはこれらの症状で「もしかしたら妊娠?」と気付くでしょう。

■着床痛はいつまで続く?


着床痛は着床する妊娠3週目前後からスタートして終わりの時期は人それぞれ違います。

妊娠2ヶ月が終わるころにはおさまっていたという方もいれば、長い方は安定期直前まで痛みがあったという方もいます。チクチク・ズキズキするのは地味だけど続くと結構つらいものですよね。しかし飲める薬もないので症状が治まるまでひたすら我慢です。

こうしている間につわりが始まったりして他の不快症状にも悩まされる事もあるでしょうが、ずっと続くものではないので痛みがあるときには無理はせず、ゆっくりと横になって痛みをやり過ごしましょう。体を温めると痛みが和らぐという方もいます。

また、着床痛がまったくないという人も多くいます。着床痛がないからといって妊娠の成立が危ういなどそういうことは一切ないので安心してください。


スポンサードリンク


■着床痛の他にも出血が…


着床痛の他にも「着床出血」と呼ばれるこの時期特有の出血がある方も中にはいるでしょう。

着床出血は医学的には「月経様出血」と呼ばれており、受精卵が子宮内膜に潜り込んで着床しようとする際に子宮内膜を少し傷つけてしまって起きる出血です。傷つけると言うと物騒な響きですが、妊娠が成立しようとしている子宮はとても充血していて少しの刺激で出血しやすくなっている状態ですし、一般的によく見られる症状なので心配はいりません。

出血の時期も生理と近いことから着床痛同様に「早めに生理が来た」と勘違いされることが多いです。この着床出血は出血量も少なく、出血している期間も短いのでなんかいつのも生理と違うと違和感を覚えて婦人科を受診したら妊娠が判明するというパターンも多いでしょう。

また、出血の様子はおりものに茶色やピンクの血が混ざったようなものであったり、ごく微量の鮮血の混ざったようなものだったりと人によって様々です。何にしても量は多くはないのでもし生理2日目のような大量出血であったりするようであればそれは着床出血ではありません。