■基礎体温とは


妊娠を希望するときに「基礎体温を計り始めましょう」とよく耳にする方もいることでしょう。基礎体温は女性の体のリズムに深く関係しており、生理予定日を予測したり、排卵日を予測したりと妊娠するのに重要なことがわかります。

基礎体温は朝起きて行動を起こす前の体を横にしている状態で測定します。このタイミングが1日の起きている時で一番体が安静にしている時なのです。常に枕元に置いておくといいでしょう。測定方法は婦人用の体温計を口の中におよそ5分ほど入れます。

この測定データを折れ線グラフなど自分の見やすい方法で記録するようにしましょう。


スポンサードリンク


■基礎体温のグラフの見方やタイミング


基礎体温には低温期と高温期があります。正常であれば低温期が排卵を機に高温期へと切り替わります。これはプロゲステロンという妊娠を助ける黄体ホルモンが分泌されることによって高温期になります。

ここで受精していればプロゲステロンは着床を促す働きをし、着床(妊娠成立)すれば高温期の状態は胎盤の完成する安定期手前くらいまで継続します。また、着床しなかった場合は次回の生理に向けて高温期から低温期へと戻っていきます。なお、0.3度から0.5度の差が出たら低温期と高温期が切り替わったと考えます。

そして基礎体温から排卵を見極めるに日頃の基礎体温を記録したグラフを作成するのが近道です。より正確に排卵日を把握しようと思えば最低でも過去3周期分のデータが必要です。過去のデータを参考にしながら自分の体のリズムを読み、グラフ上で基礎体温がもっとも下がっている日から突如基礎体温が上がっている時があるでしょう。

そのもっとも基礎体温が下がった日が排卵日です。しかし卵子の寿命は1日ほどで、とても短命ですのでこれからタイミングを取っていたら精子が卵子に出会う前に卵子は寿命を迎えてしまう恐れがあります。日頃から基礎体温をつけていればある程度排卵日をパターンで予測できるので、妊娠を希望する方はグラフを見て排卵日が近いなと思ったらそこから2日おきくらいにタイミングを取ることをおすすめします。

精子の寿命はおよそ3日から5日ほどと卵子より寿命が長いので排卵まで精子が体内にある状態にしておけば受精の可能性があります。また、排卵が近付いてきたら排卵検査薬を併用するとより確実に排卵をより確実に把握することが出来ます。


スポンサードリンク


■基礎体温のグラフからわかること


正常の基礎体温の場合のグラフの見方は先程ご説明したとおりですが、他のこともグラフからわかることがあります。

通常の理想的な基礎体温は、低温期と高温期が1周期の間に半々ほどで次回生理が近付くと高温期から低温期に切り替わるものですが、低温期に比べて高温期が短かったりすると黄体機能不全である恐れがあります。

黄体ホルモンの働きが不十分で排卵しても高温期をキープすることが出来ないのです。せっかく受精した受精卵も着床できなければ意味がありません。原因としては体の冷えによって血流が悪くなっていることが上げられます。体の冷えは本当にいいことがありません。

また、基礎体温のグラフに波がなく、低温期・高温期が確認できない場合は無排卵であることが考えられます。原因としては、日常的に大きなストレスに晒されていることや生活リズムの乱れ、極端な栄養バランスの乱れが考えられます。過激なダイエットやハードな仕事を継続的にしていると体は悲鳴をあげているのです。

妊娠しやすい体作りをするには、基礎体温を継続的に計りグラフ化して常に自分の体のリズムと向き合い、健康的な生活を送り、体を温めることが一番の近道でしょう。