■自然妊娠の最高齢は?


妊娠を希望される方は、まず自然に身を任せて授かるのを待つ方が多いと思います。「結婚すればすぐに妊娠できると思っていた」という方もいますが、自然妊娠は奇跡の巡り合わせで成立しています。

1度の射精でおよそ100万個の精子がいると言われています。その100万個の精子は我先にと1つしかない卵子に向かっていくのですが、その中でいびつは精子や生命力のない精子は自然淘汰されいきます。そして最終的に100万個の中で一番強くて優秀な精子が無事に卵子に到達して受精することができるのです。このとんでもない競争率を勝ち抜いて受精に至れるということはまさに奇跡なのです。


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そんな自然妊娠ですが、いつまでも可能なわけではありません。基本的に生理がある限り妊娠は可能なのですが、年齢を重ねるごとに当然卵子も老化していきます。卵子が老化してしまうと質が落ちてしまい、受精しにくくなったり、染色体異常を起こしてしまうことがあります。そのため、自然妊娠を目指すなら出来るだけ若いうちに妊娠のために活動するのがよいのです。

しかし近年では晩婚化も進み、初婚年齢のことを考えると30代を過ぎてから妊活を始める方が増えました。最初は自然妊娠による方法を試すでしょうが、そんなに簡単に授からなくて焦ってしまう方もいるでしょう。一体何歳くらいまでが自然妊娠の限界なのか気になりますよね。

現代の日本ではアラフォーと呼ばれる38歳から42歳くらいの女性でも自然妊娠をして出産している方も多々います。これくらいの高齢出産であれば特段珍しいものではありませんよね。しかし40歳を過ぎると急激に自然妊娠の確率が低下して、45歳にはその確率は5%以下になると言われています。こうなってしまうともうほぼ可能性は無いといっても過言ではありません。

まれに46歳で自然妊娠した、49歳で出産したなんて話しも聞きます。この方々はよほど母体も健康元気で、精子や卵子の質がよく、相性がよかったという奇跡の積み重ねによって妊娠・出産に至れたものだと思われます。


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しかし世界にはそんな数値をものともせず予想を超える年齢で自然妊娠をした方がきます。

その肩とは、ブラジルに住む65歳の女性でした。これは世界で自然妊娠の最高齢と言われいます。しかもこの女性は妊娠だけでなく出産までも出来ています。誰もが妊娠できないと思った年齢の方が自然妊娠…何が起こるかわからないものです。人体の神秘を感じますね。

しかし、この方々は無事に出産することができましたが、現実に出産しようと思えば母体のことを考えると45歳くらいが限界と言われています。いくら生理がある限り妊娠は出来るといっても、出産まで視野に入れる45歳までには出産しておきたいところです。

■高齢出産のリスク


高齢でも自然妊娠することができた!と喜ぶのはまだ早いです。高齢出産だと、若い方の妊娠・出産とは異なり、ハイリスクなのです。

例えば妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病になる可能性が高くなります。また、胎児の染色体異常などのリスクが高く、20代前半の染色体異常発生の割合が526分の1なのに対し、35歳では192分の1、40歳では66分の1と、明らかに染色体異常の確率が上がっていきます。

そして流産や早産のリスクも高く、出産までは息をつく暇はありません。自然妊娠を待ちたい気持ちもわかりますが、35歳を過ぎると日々妊娠の可能性は低くなっていき、リスクばかり上がっていきます。どうしても子供が欲しい方は意地になるよりも、1つでも年齢が若いうちに不妊外来に相談に行くことをオススメします。