■クロミッドとはどんなもの?


妊娠を希望している方の中には、思うように妊娠に至らない方もたくさんいるでしょう。基礎体温などで自己流で排卵日を調べたりしてタイミングを試みているのに上手くいかなかったり、排卵障害によって自力での排卵が難しかったりと原因は様々でしょう。

そんな方によく使われているのがクロミッドという排卵誘発剤です。排卵誘発剤といっても直接卵巣に働きかけるものではなく、視床下部の脳下垂体に卵巣刺激ホルモンや黄体ホルモンを分泌するように働きかけるものなので、広義の意味での排卵誘発剤といえるでしょう。


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■クロミッドの排卵日はいつ?調整すればタイミングをとりやすい?


通常の排卵は個人差はありますが、だいたい生理開始日から14日目前後に起きるという方が多いでしょう。クロミッドで排卵を起こす際も、基本的には自然排卵と同じ周期で排卵を起こすのが理想です。

クロミッドは生理開始日3日目から5日目あたりから服用を開始します。そこから5日間連続でクロミッドを服用して服用を終わってから1週間から10日後に排卵が起きるようになっています。

クロミッドは1日1錠から3錠を目安に服用し、その量は医師によって決定されます。飲み忘れたからといって、次回分の時に忘れていた分も含めて2回分まとめて飲んだり、より早く排卵を起こしたいからなど自分の判断で飲み過ぎたりしないようにしましょう。

こうしてクロミッドを服用することによって、自然排卵より確実に排卵を起こさせるだけでなく排卵するタイミングもある程度予測することができます。卵子の寿命はおよそ1日で、その中でも受精が可能な状態なのは6時間から10時間ほどだと言われています。

この状態なときにタイミングをとっておこうにも、自然に任せているとどうしてもタイミングがズレることがままあります。クロミッドの服用は、こういった微妙なズレを防ぐためにも有効です。また、クロミッドを服用しながら病院で卵胞の発育具合をチェックするので、排卵が近くなったりタイミングを取るのにいいタイミングになれば医師から声がけがあることがほとんどです。

しかし人によってはクロミッドの効き目が強すぎて、14日目より前に排卵が起こることもあります。そんなときは医師に相談をして次の周期のときはクロミッドの量を調整してタイミングを合わせるようにします。

もちろん、この逆でクロミッドの効き目が薄くて排卵が遅くなることもあります。自分に合った量を知るために何周期か試行錯誤したり、注射を併用するなりして排卵が一定のタイミングに起こるように調整していくと妊娠する確率がグッとあがります。


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■クロミッドの使用で注意すること


薬には副作用が付き物で、クロミッドもその例に漏れません。クロミッドの服用によって下腹部痛や頭痛、吐き気、ほてり、頻尿などの副作用を感じる方がいます。

そしてかなり低い確率で卵巣過剰刺激症候群(OHSS)を引き起こすことがあると報告されています。これは1%未満の確率ですので、あまり心配する必要はありません。短期間で急激に体重が増えたり、ウエストが突然太くなったら卵巣過剰刺激症候群が疑われますので、早急に病院を受診するようにしてください。

ちなみにクロミッドの服用によって双子以上の多胎妊娠の可能性も高くなります。こちらも発生する確率が5%程度なのであまり心配することもないでしょう。

また、クロミッドを長期的に服用すると、子宮内膜が薄くなって着床しづらい体になることがあります。クロミッドの使用は医師とよく相談をして計画的に行うようにしましょう。