■不妊治療を辞めた人の理由


不妊治療は、よく出口のないトンネルだと例えられます。不妊治療を始めたからといって確実に妊娠が出来るとも限らず、希望にすがってひたすらいつ終わるかわからない治療をすることになります。

いくら不妊治療の技術が高度になったとしても誰もが妊娠という幸せなゴールにたどり着けるというものではないのです。そのため、いつまで治療を続ければいいのか精神的に参ってしまう方も少なくはありません。経済的にも、年齢的にも、精神的にも普通の人なら不妊治療には限界があるものです。何処かである程度線引きして切り上げるという決断も大事になります。


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しかしこれまで続けてきた不妊治療を辞めるということはとても勇気がいることでしょう。「もしかした、次の周期の治療で妊娠するかもしれない」「不妊治療を辞めてしまったら、本当に妊娠するチャンスがなくなってしまう」など、色々考えてなかなか決心が着かないという人もたくさんいます。

そんな人たちが不妊治療を辞めるに踏ん切らせたものは「年齢」と「お金」という理由が非常に多かったです。不妊治療を行って、妊娠に至るまで2年から3年かかったという人が多いです。しかし、それ以上に時間をかけても妊娠に至らない方もたくさんいます。

いつの間にか40代半ばになっていたという人もいます。クリニックにもよりますが、治療を長いことしていて年齢も40代半ばに差し掛かった方は、医師から不妊治療の卒業を進められることもあります。それはとても辛いことですが、年齢という現実を思い知る瞬間でもあります。そしてお金も無限にあるわけではありません。

不妊治療のために持ち家を売り払った夫婦だって現実にいるのです。こんなにもお金をかけたって妊娠の確約が取れるわけでもなく、いつまでもお金の心配をするのが疲れたという人もたくさんいます。

また、不妊治療を辞めて自然に身を任せていたら妊娠したという話しもよく聞きます。不妊治療のストレスやプレッシャーから解放されて、からだがリラックスした時に妊娠するという話しを信じて、不妊治療の中断を決意する方もいます。


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■不妊治療を諦めた人の理由


妊娠を希望しているのになかなか授かることが出来ない方もたくさんいることでしょう。そんな夫婦がたどり着くのが不妊治療ですが、色々なやむを得ない事情により不妊治療を受けることを諦めざるえない方もいます。

不妊治療ではどうしても費用と時間がかかってしまいます。受ける不妊治療の内容にもよりますが、治療による拘束時間は並大抵のものではありません。最近は自己注射などがあるので、時間にある程度融通が利くようになったとはいえ、それでも卵胞のチェックなどで通院が必要になり、それが毎月となると忙しく働いている方にとっては負担になりがちです。

そして費用もとてもかかるものです。不妊治療の内容にもよりますが、だいたいの方が100万円以上かかっています。人によっては1000万円かかったという方もいます。

不妊治療には「不妊に悩む方への特定治療支援事業制度」というものがありますが、顕微受精や体外受精しか対象にならないこと、回数にも制限があること、さらには所得にも制限があるなど誰もが気軽に利用できる制度ではありません。

また、夫婦のどちらかが不妊治療に理解がない場合、いくら時間や費用に余裕があってもパートナーとどちらかが不妊治療に消極的または否定的だと不妊治療に踏み出すことはできませんので、それによって治療を受けることを諦めたという方もとても多いです。

それ以外にも、持病があり不妊治療を受けることが出来ない方など人それぞれの事情で不妊治療を受けることを諦めたという方がいます。