■不妊治療の血液検査


妊娠を希望するも、なかなか子供を授かれない場合は不妊治療に踏み切るという人が多いでしょう。

不妊治療をまず始める前に、母体が今どんな状態であるかということを知る必要があるのであらゆる検査をします。中でも特に大切なのが血液検査です。体を駆け巡る血液には体の健康状態を知るための情報がたくさんつまっています。

不妊検査では、妊娠に不可欠なホルモンについてやクラミジアかど妊娠を阻害するような病気になってないかなどを血液検査で調べます。

ちなみに妊娠に不可欠なホルモンとは、卵胞を育てる上で必要な卵巣刺激ホルモンや排卵を促す黄体化ホルモン、着床・妊娠を助ける黄体ホルモン、全身のホルモンと関係する甲状腺ホルモンなどです。

妊娠を希望する場合は、これらのホルモンの現状を知っておく必要があります。そして、これらの他にも不妊治療で知っておくべきのが「AMH」というものです。次の章では、このAMHについて詳しく掘り下げます。


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■血液検査で卵巣に残された卵子の数の目安が分かる?


子供を授かるためには必要不可欠な卵子。意外と誤解されているのが「卵子は毎月新たに作られる(生産)されるもの」と思われていることです。これは間違いで、女性は胎児のころから卵子を持っています。

それが初潮を迎えることによって排卵されるようになります。その後、卵子は新たに作られることはなく排卵によってどんどん減っていっているのです。そして卵子がなくなると妊娠できる時期は終わり、閉経となるのです。

女性が産まれ持っている卵子の数は個人差があり、みんながみんな同じ数の卵子を持っているわけではありません。そのため閉経するタイミングも人によって異なります。

これから妊娠を希望していて、自分にはあとどれだけの卵子の残量があるのかと気になるという人は、AMHという検査があるので是非検査をしてみるといいでしょう。

これは、AMH(抗ミュラー管ホルモン)というホルモンの数値を計ることによって、おおよその卵子の残量を調べることができます。この検査結果によって現在の卵子のストックを知り、これからの妊活にいかすことができます。


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ちなみにこのAMHの検査は保険適用外ですので、およそ1万円前後の費用がかかります。また、AMHの検査は他の検査と違ってバイオリズムによって結果が左右されるのとはなく、いつでも行うことができます。

このAMHの数値が低いと卵子の数が少ないということになりますが、数値が高いからといってそれがいいわけではありません。あんまりにもAMHの数値が高いと、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の恐れがあるからです。

これはこれで不妊の原因なので、このケースに合った不妊治療をおこなう必要があります。AMHによって、閉経のタイミングの見当をつけることもできます(卵子の残量からの推測)ので、AMHは不妊治療目的以外にも広く役立つ検査となのです。

そしてよくある誤解が、AMHの数値がいいからといって自分は問題なく妊娠できる体であると思われることです。確かに妊娠するには卵子が残っているかということが大切です。ですが、「卵子の残量」と「卵子の質」はリンクしません。

卵子の残量が平均くらいだったからといっても卵子の質がよくなければ妊娠することは難しいです。卵子の質は栄養バランスが乱れた食事や不規則な生活、体の冷え、そして加齢によってどんどん落ちていきます。特に年齢によって卵子の質は大きく左右されます。

妊娠を希望する人は、日頃の生活をあらためて卵子の残量に関わらず早めに妊娠に向けて動き出すことをおすすめします。