■子宮腺筋症とはどんな病気?


子宮は、女性にのみ存在する臓器で妊娠出産をするためには不可欠な臓器です。特に妊娠を希望している女性にとっては子宮の健康状態は気になるものですよね。

子宮に異常があったとき、いつでも気付けるように、子宮にはどんな病気があるのかをあらかじめ勉強をして知っておく必要があります。

前知識があることによって、何か異常があったときの早期発見に繋がるので早めに適切な治療を受けられて完治率が高いですよ。妊娠を希望している女性をはじめ、ほかの全ての女性は子宮の病気に敏感であるようにする必要があります。


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そんな子宮の病気の1つに「子宮腺筋症」というものがあります。女性の体は、毎月妊娠可能な時期(排卵)というものがあり、その時期が近づくと子宮内膜を厚くして受精卵が着床しやすい子宮環境作りをします。

そして妊娠が成立しなかった場合、この子宮内膜は剥がれ落ちて外へ排出されます(これが生理です)。妊娠するには重要な役割がある子宮内膜ですが、これによく似た組織のものが「子宮の筋肉の中」に出来てしまうのが子宮腺筋症なのです。

また、ほかに「子宮内膜症」という病気がよく知られていますが、こちらは卵巣や卵管などその他他の臓器に子宮内膜によく似た組織が出来るという病気です。

それに対し、子宮腺筋症とは子宮の筋肉の中に子宮内膜に似た組織が作られるというところがポイントなのです。

子宮腺筋症は、子宮の筋肉部分に子宮内膜の組織が侵入、増殖してしまうことによるものなのですが、何故このようなことが起こるのか原因は明らかになっていません。

子宮腺筋症の症状としては、重たい生理痛、経血の増加や貧血などがあります。これまで生理痛が軽かったのに、ここ最近生理痛が重たくなってきたと感じる人は「子宮に何か異常があるのかも」と疑ってみましょう。

また、経血の量がやたら増えた、貧血気味になったという人は子宮腺筋症の可能性を考慮して早めに婦人科を受診するようにしましょうね。

ちなみに「経血の量が多い」というのはなかなか判断がしづらいものですよね。どの程度で量が増えたと判断して受診していいものかと思うことでしょうが、自分なりに「今までよりも増えた感覚がある」という程度でオッケーです。


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また、夜用の生理用ナプキンが1時間もしないうちに取り替えないといけないというような人は早急に婦人科を受診してくださいね。

子宮腺筋症の治療方法としては、薬物による方法(ホルモン療法)や手術による方法などがあります。今後妊娠を希望していたり、子宮腺筋症を発症している部分が小さかったり体に与える影響が少ない場合はホルモン療法になることが多いですが、症状が重たくなったり病状が進むと手術による治療を行うことになります。

根本的に子宮腺筋症を解決しようと思えば、子宮全摘出をすることになります。こうなると妊娠することは出来なくなりますし、手術後の当分の生活が変化することになるのでしっかりと医師から説明を受けて、家族に相談しておくようにしましょう。

ちなみに、子宮腺筋症を抱えたまま閉経を迎えると、発症している部分の成長が止まり、そのまま消失することがあります。

閉経が近い人は無理に手術をしたりせずに対処療法で閉経まで待つとうこともあります。子宮腺筋症は悪性(癌)ではないので、完全に消失しなくても問題はないものとされています。

ただし「年齢的に閉経が近いから」と独断で決めつけるのはやめましょう。子宮腺筋症の症状があるときは年齢に関わらず必ず婦人科を受診し、医師からによく見てもらって医師の判断に従うようにしてくださいね。