子宮は卵巣と同じで、妊娠を司る女性にのみ存在する臓器です。いつまでも健康な状態を保って、女性らしく生きたいですよね。

そのために生理の様子や子宮の異常には普段から敏感になっておく必要があります。何か病気が潜んでいるのなら、早期に発見してより早く治療に取りかかる必要があります。

子宮腺筋症はそんな子宮の病気の1つです。子宮の筋肉の中に子宮内膜によく似た組織が入り込んで増殖するもので、放置すると悪化してしまいます。


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適切な治療方法としては、ホルモン療法や手術などがあります。医師が子宮腺筋症の症状や病状に合わせて治療方法を決定するのですが、比較的症状が軽い人や今後妊娠を希望している人にはホルモン療法が選ばれることがよくあります。

しかし、そのホルモン療法によって「薬の副作用で太ってしまった」という人がとても多いです。

子宮腺筋症は、子宮内膜症と同様に女性ホルモンであるエストロゲンの増殖によって発生して進行していきます。ホルモン療法では、ホルモン剤によってエストロゲンを抑制・コントロールして治療していく方法か、黄体ホルモンであるプロゲステロンを投与して子宮内膜の増殖を抑える方法をとることになります。

ホルモン剤は人工的に体のホルモンバランスを調整するものです。それによってこれまでのホルモンバランスに変化が生じて太ってしまうということがあります。

特に黄体ホルモンであるプロゲステロンは体に栄養などを溜め込もうという性質があるので、プロゲステロンが含まれるホルモン剤を使用しているうちは太やすくなってしまうのです。

また、ホルモン剤を服用していると食欲が増してしまうという人がいます。ホルモン剤の働きによって体が健康的になろうとしているので体が栄養を求めて食欲を促しており、これまでの自分では考えられない量の食事を求めてしまう…なんてことはよくあります。

突然の食欲増加で「どうしちゃったんだろう」と不安になるかもしれませんが、これらはホルモン剤による一時的なものなので心配はいりません。そしてホルモン療法が終わればホルモン剤によって増進していた食欲は自然とおさまります。

ですが、ホルモン剤による影響は抜けていても食欲増進でたくさんの食事量に慣れてしまった胃袋や体に付いてしまった脂肪などはそのままです。「ホルモン剤で太ってしまったら痩せない」と思われるのはそのせいです。ここから元の体型に戻るためには地道なダイエットが必要になります。


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このように、ホルモン療法で太ったという人は、ホルモン剤の溜め込む性質や食欲増進がそうさせているものなのです。もちろん、すべてのホルモン剤が太るというわけではありませんのが、気になる人はホルモン療法を始める前に医師に確認しておくといいですよ。

■子宮腺筋症の治療は早めに行いましょう


子宮腺筋症は、早期発見や早めの治療によって悪化を防ぐことができます。しかし子宮腺筋症は重たい生理痛や貧血など「女性ならよくあるもの」と思われてしまうような症状が特徴的なので、発見や治療が遅れてしまうことがあります。

また、美容を気にする女性なら「太るのがイヤだ」とホルモン療法を嫌がる人もいるでしょう。ホルモン剤で太ってしまうのは副作用なのでどうしようもなく、太ってしまうのを無理に止めることは難しいです。

しかし、そういうことよりも体の健康を取り戻すのが最優先事項です。まずはしっかりと子宮腺筋症の治療をしてから、美容面を気にするようにしましょうね。子宮腺筋症が解決したら、じっくりとダイエットをして元の体型を取り戻しましょう!