■子宮肉腫MRI診断画像の特徴!白いのは造影剤?


子宮肉腫が疑われると、早急に精密検査を受けてちゃんとした診断をする必要があります。

正確な診断をすることによってより早く適切な治療を受けることができるからです。この際にMRIが使われることがよくあります。

MRIとは「磁気共鳴画像診断装置(Magnetic Resonance Imaging)」というもので、磁力を使って体内の臓器や血管などの様子を鮮明に映し出す装置です。


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子宮にある子宮肉腫だけでなく、脳や骨などあらゆる体のパーツに存在する病巣でも写すことができる高度な装置です。

子宮肉腫は子宮筋腫とよく形状が似ているので、一般的に使われている超音波エコーなどでは明確な違いがわかりにくいので判断材料としては不安なところがありますが、MRIなら超音波エコーよりも詳細がわかりやすく子宮筋腫と子宮肉腫を区別する材料に出来ますし、明確な病巣のサイズや位置を確認することができるのです。

MRI画像を撮影するときは、強力な磁石で出来たトンネル状の機械の中に入って、およそ30分程度動かずに横になっているだけです。

その際に、より鮮明に病巣を確認したり、普段確認することができない血管の状態などを見えやすくするために造影剤を使うことがあります。

もし、子宮内にある腫瘍が子宮肉腫である場合は肉腫の部分が造影剤によって白く写ります(肉腫内に血液が豊富なため)。子宮筋腫の場合は、肉腫と比べて血管が少ないため黒っぽく写ります。

このように、造影剤の写り方によって子宮肉腫であるかどうかを判断の材料に使います。ちなみにMRIでは、造影剤は静脈注射か経口にて体内に入れる2パターンがあり、子宮肉腫の場合は静脈注射によるものがほとんどです。

MRI撮影後は出来るだけ早く造影剤を体内から排出するためにしっかりと水分を摂取しましょうね。特に授乳中のお母さんも造影剤には注意をしなくてはいけません。

造影剤を利用してから最低でも1日は授乳を控えるようにして、しっかりと造影剤を体外に排出してから授乳を再開しましょう。なかには造影剤を使うことによってかゆみや吐き気などの副作用が出てしまう人もいます。

そしてアレルギーを持っていたり気管支ぜんそくなどの持病がある人は造影剤の利用により慎重にならないといけませんので、アレルギーや持病がある人は必ず事前に医師に伝えておくようにしましょうね。

また、MRIで使用する造影剤はアレルギーや持病のない人であればまったく問題ないのですが、妊婦への安全性は確立されていません。そのため、妊婦への利用は原則として行っていないことが多いです(緊急性があったり、造影剤を利用するメリットが何事にも優先する場合は別)。


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■MRI検査を受けられない場合とは


MRIはより病気の状態を詳しく知るためには欠かせないものです。しかし、なかにはMRIが使えない人がいます。それは、心臓にペースメーカーが入っていたり、人工関節が体内に入っている人などです。

MRIは強力な磁石に力を使って撮影をするので、金属類が体内に入っている人は正確な検査が受けられないどころか、ペースメーカーなどだけでなくMRIの故障の原因になってしまいます。

また、MRI撮影中はトンネル状の狭い空間でおよそ30分ほど過ごすことになります。狭いところが苦手だという人には苦痛でしかない時間が30分もあるのです。

ガマンが出来るのであればいいのですが、なかには気分が悪くなってしまう人もいることでしょう。過去に体内に金属類を入れたことのある人や狭い場所に不快感や恐怖を感じる人は、検査前に必ず医師に申し出て相談するようにしましょうね。