■子宮肉腫とは?


女性にしかない臓器である子宮。女性にとってはとても大切な臓器で、特に妊娠を希望している人にとってはこの子宮の健康状態などが気になるところです。

いつも子宮の健康に気を配っていたいものですが、そのためには子宮にはどんな病気などがあるかを少しでも知っておく必要があります。子宮の病気は色々ありますが、なかでも「子宮肉腫」というものは厄介です。名前から考えると「子宮に何らかの出来物ができるんだろうな」という推測ができますよね。


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この子宮肉腫とは、子宮体や子宮頚部などに出来る「悪性の腫瘍」です。子宮筋腫も子宮体に出来る腫瘍ですが、子宮肉腫と決定的に違うのが子宮筋腫は「良性の腫瘍」なのです。

この子宮筋腫と子宮肉腫はパッと見た感じや症状がとてもよく似ているので間違えられることもあり、よく注意しておく必要があります。

そして、ひと言で子宮肉腫と言っても子宮肉腫には「癌肉腫」「平滑筋肉腫」「子宮内膜間質肉腫」の3パターンがあります。

子宮肉腫のおよそ半分が「癌肉腫」であり、転移しやすく予後が悪いものです。次に多いのが「平滑筋肉腫」というパターンで、子宮の内側の筋肉に出来る子宮肉腫です。

そして子宮肉腫の中でも珍しいのが「子宮内膜間質肉腫」というもので、子宮内膜の下細胞から発生する子宮肉腫です。

ほかの2つと比べると「発症年齢が若いことがある(ほかの2パターンは閉経後の発症が多いが、子宮内膜間質肉腫は30代から40代が多い)」「比較的予後がいい」という特徴があります。

このように子宮肉腫には多様なパターンがあり、それによって治療法などが変わります。もし子宮肉腫であった場合、放置してしまうと命に関わってきますので日ごろから体や子宮の状態に気を付けておかなけれないけません。

基本的には子宮体に発生する確率が10パーセント未満という少ない病気ですが、それ故に見逃されがちな病気なのです。

「こんな確率なのに、まさか自分が…」と思うのは危険ですよ。子宮肉腫とはどんなものであるかということを知っておくことによって、万が一の早期発見などにつなげることができます。


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■子宮肉腫の原因と診断方法は?


子宮肉腫の原因は明らかになっておらず、色んな原因が疑われています。

遺伝子異常であったり、放射線が原因であったりと様々な角度から原因を推測していますがどれも確かではありません。普通に生活している分では子宮肉腫の原因となる行動などは特にありません。

そして子宮肉腫の診断方法は、内診や細胞の検査、CT、MRI、血液検査などによって行われます。まずは診察を受けてから子宮の状態を内診によって調べることになります。

子宮の大きさや形などを内診によって確認します。その後、内診で必要と判断された場合は細胞検査や組織検査などの詳細な検査をすることになります。

子宮癌検診などを受けたことがある人はご存知でしょうが、子宮の細胞をブラシのようなもので採取して、それをもとに検査を行ます。そのほかにもCTやMRIによる画像で子宮の状態を検査することもあります。

お腹を切らずに子宮内の様子をよく確認できるので子宮肉腫の発見がしやすいでしょう。また、血液検査によって子宮肉腫がわかることがあります。

子宮肉腫になると、血液中のLDH(乳酸脱水素酵素)という数値に異常がみられるようになります。このLDHは肝臓癌のときなどでも数値が上昇するのものです。

本人は自覚症状でくらいしか体の異常に気付くことができないので「まぁ、大丈夫か」と根拠なく自分を安心させてしまうことが多いですが、それはとても危険です。

病院で検査を受けることによって正確な診断を出すことができるので、異常を感じたら必ず病院を受診するようにしましょうね。