■卵巣嚢腫手術後の痛みの原因は?


卵巣嚢腫になった場合、とりあえず根っから治そうと思えば病巣を取り除く手術が必要になります。

卵巣嚢腫の種類や状態によっては自然に消失することもありますが、サイズに変動がなかったり(むしろ大きくなっていている)、皮様嚢腫のようなものであれば手術による治療が選択されます。

卵巣嚢腫の手術は、腹腔鏡手術と開腹手術の2つがあります。


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腹腔鏡手術は、お腹の数ヶ所に小さな穴をあけてお腹に炭酸ガスを入れて、その後手術用の器具を入れて行う手術です。基本的には体にかかる負担が少ない手術なので術後の経過もいいと言われています。

しかし、なかにはそんな腹腔鏡手術後に痛みを訴える人も多くいます。その原因の1つに、腹腔鏡手術をするためにお腹にいれた炭酸ガスが抜けていく痛みというものがあります。

もともとお腹の中に存在しないを入れたわけですから、身体に異常が出てもおかしくありません。炭酸ガスが抜けるのには3日ほどかかるので、その間にお腹や腰まわり、人によっては肺あたりに痛みを感じることがあります。

そして人の体質によっては、腹腔鏡手術の際に開けた下腹部の穴に痛みを感じることがあります。小さな穴なので負担は小さいのですが、痛みに弱い人や傷に敏感な体質の人は術後から退院後まで痛みを訴える人がいます。

開腹手術は、名前のとおりお腹をメスで切って開いて行われる手術です。イメージで「手術」と聞くと、腹腔鏡手術よりもこちらの開腹手術を思い浮かべる人が多いでしょう。

開腹手術はお腹を切っているので、術後にその傷口を痛がる人が多数います。麻酔が切れてからが地獄のようだったとまでいう人がいます。傷の痛みは退院するまでに全快するのは難しく、まともに動けるようになるまでは術後1ヶ月から2ヶ月かかることがあります。

痛みが引いて何とか日常生活に戻っても、ひどく疲れたときや体調の悪いとき、または天候が悪いときなどに手術痕がひきつったり痛むことがあります。

ダラダラとづつづく痛みで気分が悪いでしょうが、手術による傷口によるものなので我慢しないといけません。あまりにも傷口が痛んだり、ひきつる場合は病院を受診して適切な処置や薬を処方してもらうようにしましょう。


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■卵巣嚢腫の手術後に仕事復帰できる期間は?


卵巣嚢腫で手術をすると入院が必要になります。仕事をしている人にとっては入院するとなると大変ですよね。

「出来れば日帰りで…」と望む方もいますが、卵巣嚢腫の手術は日帰りではまず無理でしょう。先ほどの術後の痛みの原因でもお分かりいただけるように、手術後は痛みが伴うことがほとんどなので術後直後はまず仕事になりません。それでも仕事をしている人は何とか早めに仕事復帰したいと思うものでしょう。

腹腔鏡手術は、開腹手術と比べて傷口が小さく体にかかる負担が小さいです。入院期間は5日から6日くらいという病院が多いです。しかし、退院=すぐに仕事復帰というわけにはいきません。

退院後、術後の痛みが強いうちは家で安静にしておくようにしましょう。どんなにキャリアウーマンの人でも、少なくとも退院後しばらくは安静にしておいてほしいところです。

そして開腹手術となるとさらに仕事復帰の時期が遠くなります。開腹手術の入院期間は10日から2週間ほどの病院が多いです。開腹する負担がかかっているので仕方ありません。退院後も傷口の様子次第で自宅安静の時期はたっぷりと取るべきです。

入院から仕事復帰まで平均1ヶ月、傷口の状態によってはそれ以上かかるものだと思っておきましょう。また、仕事復帰するときは担当医とよく相談の上復帰日を決めるといいでしょう。