■チョコレート嚢腫とは


チョコレートと聞く「どんな病気だ?」と思いますよね。インパクトのある病名なので女性なら聞いたことあるよという人も結構いることでしょう。

チョコレート嚢胞とは卵巣にできる嚢胞の1つで、卵巣に嚢胞ができ、その中にはがれた子宮内膜や生理時の経血などがたまってしまうという病気です。

生理のたびに嚢胞にはどんどん子宮内膜や経血が溜まっていき、その様子が黒とも茶色とも言えるようなチョコレートのような見た目になることから「チョコレート嚢胞」と呼ばれるようになりました。


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チョコレート嚢胞の正式な名前は「子宮内膜症性卵巣嚢胞」といい、その名前からも推測が出来るように、チョコレート嚢胞になる原因としては「卵巣に出来た子宮内膜症」であることが大きいです。

子宮内膜症というと「患部は子宮」と思う人が多いでしょうが、子宮内膜症は子宮だけでなく骨盤や卵巣に出来ることもよくあるのです。

このことから、チョコレート嚢胞を防ぐためには、前もって原因となる子宮内膜症を何とかすればいいのでは思いますよね。

しかし、子宮内膜症はエストロゲンという女性ホルモンの影響を受けていることはわかっているのですが、自分では「エストロゲンがたくさん分泌されている!」なんてことはまずわかりません。

子宮内膜症に早めに気付きたいのであれば、「月経痛が重たい」、更には「月経を回数を重ねるごとに痛みがどんどん強くなる」かなどに気をつけておきましょう。

こうして「子宮内膜症かもしれない=チョコレート嚢胞になる可能性がある」ということを考えることができます。

チョコレート嚢胞は基本的にほとんどが良性の嚢腫ですが、ごくごくまれに悪性のものありますし、適切な治療をせずに放置していると不妊の原因となることがあります。

これから妊娠を希望している人は、月経などに異常を感じたら必ず病院を受診してちゃんと検査してもらい、適切な治療をうけるようにしましょう。


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■チョコレート嚢胞症状チェック!出血、下痢、痛み


チョコレート嚢胞の症状としては、先ほどもお話しした「強い月経痛」「月経の回数を重ねるごとに痛みがどんどん強くなる」のほかにも、「腰痛」「下腹部や骨盤周りの痛み」「排便痛」「性交痛」などがあります。

また、人によっては「不正出血」なども見られます。不正出血とは生理時以外で起こる出血なのですが、「排卵出血かな?」と勝手に判断してチョコレート嚢胞のサインを見逃してしまうこともあります。

ほかには「下痢」や「吐き気・嘔吐」などを起こす人もいます。チョコレート嚢胞の原因となる子宮内膜症になっているとホルモンの働きの関係で胃腸にも影響が出てしまうことがあります。

チョコレート嚢胞のいちばん大きな症状としては、とにかく「強い月経痛」に尽きます。人によっては立てなくなるくらいの激痛を生理のたびに経験しているという人います。

「生理痛ぐらいで病院に行くはちょっと気が引けるな」と思う人もいるでしょうが、強い痛みというのは何らかのサインであることが多いので決して軽視してはいけません。

もし、これまで経験したことのないような月経痛がある場合は痛み止めに頼ったり、安静にして様子を見たりはせずに、必ず婦人科を受診するようにしましょう。

また、チョコレート嚢胞はエストロゲンがたくさん分泌されている閉経前の女性に見られる病気です。

20代から40代によく見られる(もちろん、月経が始まっていれば10代もチョコレート嚢胞になることもあります)ので、その年代かつ強い月経痛があるようであれば子宮内膜症やチョコレート嚢胞を疑いましょう。