■卵巣嚢胞とはどんな病気?


卵巣は女性特有の臓器です。毎月排卵をするためには不可欠なものなのです。妊娠を希望している女性にとっては卵巣の健康には気を付けたいとこでしょう。

しかし、卵巣は「沈黙の臓器」と呼ばれることもあり、何か異変があったとしてもなかなか自覚症状が現れにくく気付きづらいものです。そんな卵巣の異変に、卵巣嚢胞というものがあります。

卵巣嚢胞とは、卵巣に出来る血液や体液がたまった袋のような出来物です。出来物というと「ガンみたいなまの?」とギョッとされる方が多いですが、基本的には良性のものがほとんどです。


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婦人科の検診などで見つかることが多く、嚢胞ができてると言われて驚く人も多いです。卵巣嚢胞は、普段は症状は特にありません。しかし、嚢胞のサイズが大きくなると下腹部に膨満感を覚えたり、目に見えて下腹部が膨らむことがあります。

また、大きな嚢胞によってほかの臓器などが押されて頻尿や便秘になったり、腰痛や下腹部痛を訴える人もいます。まれに嚢胞が破けたりして不正出血することもあるので注意が必要です。

■卵巣嚢胞の大きさはどれくらい? 2センチ3センチ4センチくらいの大きさ?


卵巣嚢胞は、色んなサイズのものがあります。2センチくらいの人もいれば10センチを超える大きさの嚢胞が出来ている人もいます。サイズによっては手術などで取り除くことがいい場合がありますが小さいと経過観察になることが多いです。

5センチを超える嚢胞になると、重さがありますので注意が必要です。嚢胞の重さに卵巣を支える靭帯が耐えきれなくなって捻れる「茎捻転」が起きるおそれがあります。

茎捻転が起きると激痛があり、立っていられないくらいになってしまいます。ほかには発熱して吐き気が伴い、ショック症状に陥ることもあります。こんなことにならないためにも、嚢胞が大きくなりすぎたときは手術によって取り除くという処置がとられます。

また、閉経しているかしていないによって嚢胞への注意の仕方も異なります。閉経後の卵巣嚢胞は悪性に変化すること可能性があるので、放置しては行けません。

閉経して間もない場合は、3センチ以上の嚢胞がある場合は注意して経過を見る必要があります。閉経してから年数が経っている場合は、1センチくらいの大きさのものも注意する必要があります。閉経によって悪性のリスクがグッとあがるので気を付けておきましょう。

また、閉経していない場合は、5センチから注意して経過を見ます。


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■卵巣嚢胞、どう気を付けたらいい?


卵巣嚢胞は、サイズが大きくないうちは無症状です。そのため自分で「何かおかしいな」と感じて病院を受診するに至るのはなかなか難しいです。

妊婦検診やそのほかの婦人科系の検診で気付く人がほとんどです。サイズが小さかったり、特に肉体的に症状がないうちは経過観察になるので、無自覚なうちは嚢胞のことは気にしなくてもいいでしょう。

人によっては、様子見だった嚢胞を帝王切開のときについでに取ってもらったという人もいます。開腹して取るとなると、色々リスクがあるのでこういった「何かのついで」があるときに嚢胞も一緒取ってもらえるのが助かりますよね。

卵巣嚢胞を早期発見するには、こまめな婦人科検診をするのが理想的ですが、忙しいとついつい機会を逃してしまいがちですよね。直ちに処置が必要になるような嚢胞はそんなにありませんが、あるのなら存在くらいは把握しておきたいものです。

そして、閉経したら悪性化のリスクがあるので「ついつい…」なんて言わずに、定期的に婦人科検診を受けるようにしましょう。