■排卵障害の種類は何がある?


妊娠するために不可欠なのが「卵子」と「精子」です。このどちらかが欠けても妊娠することは叶いません。卵子は排卵することによって受精可能な状態になります。ちゃんと卵子があっても、排卵がちゃんとなされなければ妊娠できる状態とは言いづらいです。

この排卵が何らかの原因でうまくできないことを「排卵障害」と呼び、妊娠を希望する女性にとっては憎い状態です。この排卵障害による不妊は、不妊原因全体の3割を占めているくらい、排卵障害で悩んでいる方が多いです。

排卵障害と分かったら、まずはその原因を検査して調べて自分にあった不妊治療や妊娠活動の方法を探す必要があります。

しかしひとことで排卵障害といってもその原因は様々です。排卵障害とはどのような種類があるのか見て行きたいと思います。


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■高プロラクチン血症


プロラクチンとは脳下垂体から分泌されるホルモンで、排卵や妊娠、授乳などと綿密な関係があります。産後にすぐに生理がこない(排卵がなく、妊娠できない状態)のは、このプロラクチンによる働きによるものなのです。

産後でガタガタになった体が回復しきらないうちに次の妊娠をしたり、産まれたばかりで小さい赤ちゃんがいるうちに次の妊娠をしたりしないようにこのプロラクチンというホルモンが本能的に分泌されて排卵を抑止します。

しかし、授乳期などでもないのにこのプロラクチンが過剰に分泌されてしまうことがあり、この状態を「高プロラクチン血症」と言います。それによって排卵が起こりづらくなり、結果として不妊の原因となってしまうのです。

■多嚢胞性卵巣症候群


通常、排卵とは成熟した卵胞が破裂して起こるものです。しかし、何らかが原因で卵胞の発育が悪く未成熟なため破裂するにまで至れず(排卵できない)、破裂出来なかった卵胞が卵巣の中に残って卵巣の壁に張り付いていく症状を「多嚢胞性卵巣症候群」といいます。

月経周期が35日以上ととにかく長い方や、生理があったりなかったりと不規則な方、肥満の方などが多嚢胞性卵巣症候群になりやすいです。

多嚢胞性卵巣症候群で妊娠を希望する方は、排卵誘発剤などを用いて治療しつつ妊娠を目指すことになります。排卵障害の原因になりえる多嚢胞性卵巣症候群ですが、自然妊娠したという方もいるので深刻になりずぎず、正しい治療を受けてまずは排卵を目指しましょう。


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■ホルモンの異常


ホルモンにも色々種類がありますが、不妊に大きく関わっているホルモンといえば「甲状腺ホルモン」です。甲状腺は喉もとにあり、体全体の調子をつかさどっています。この甲状腺ホルモンに異常が発生すると、体全体に不調が現れることがあります。

そして妊娠に関係するホルモンももちろん影響を受けるので結果として排卵しづらい体質になってしまうことがあります。甲状腺ホルモンに異常があるからといってただちに不妊と結び付くわけではありませんが、可能性も充分になるので注意しましょう。

■排卵障害を改善するには


ここまでは排卵障害の種類についてみてきました。原因がわかることによって個別の治療方法をすることが出来ますが、排卵障害を改善するのに自分でも何か出来ることはないかなと考える方も多いはず。

排卵障害は、不規則な生活や栄養バランスの乱れた食事、偏食、ストレスなどがきっかけでなったり、悪化したりすることが多いです。特に生活リズムの乱れやストレスは、ホルモンに多大な影響を及ぼし、月経周期を乱したり、無月経(無排卵)になったりすることもあります。

まずは日頃の生活習慣を見直して、健康的でストレスが少ない生活を送るように心がけましょう。