■不妊症に良い漢方薬は?


妊娠を希望する健康な男女が1年間の間に避妊をせずに夫婦生活を送っても子供を授からない場合は「不妊症」とされます。子供がすぐにでも欲しい方はこのタイミングで不妊外来の門を叩くことが多いですが、どうしても踏ん切りがつかないという方もいます。

年齢的にも若い方や、病院は最終手段にして出来ることをやりつくしてから受診したいという方もいるでしょう。

そんな人たちにおすすめなのが「漢方薬」です。漢方薬とは中国から日本に伝わったもので、特徴としては体のバランスを整え、本来持っている人間が持っている自然治癒力などを呼び起こして作用するところです。


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「何処がつらいかわからないけど、つらい」「体全体がしんどい」など、「何となく体が不調」というときに使えるのが漢方薬で、明確な「頭が痛い」「お腹が痛い」などの症状がなくても効果を発揮することができます。

また、効き目はおだやかで、副作用も少ないので体にとても優しい薬です。そんな漢方薬の中に、不妊に効果的なものがあります。ここではどんな薬があるかをご紹介していきます。

■婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)


婦宝当帰膠は、血液を補い血の巡りをよくする効果があります。血の巡りがよくなることによって体は温まるので、免疫力向上や冷え性などを改善することができます。女性はもともと血を多く必要としています。

月経などで定期的に大量の血を消費するため、血はたくさんあったほうがいいのです。この婦宝当帰膠は補血の役割があるので女性にとってはありがたい漢方薬です。補血して血行をよくすることによって妊娠力をあげることができるので、不妊で悩む女性にもよく愛用されています。

実際に、排卵が起きにくい体質だった方が排卵するようになったなどの効果があります。

■当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)


当帰芍薬散は、体のすみずみまで血を巡らせて栄養を行き渡らすという効果があります。生理不順で悩む方や、冷え性や手足のむくみに悩む方などにおすすめされている漢方薬です。

生理不順を改善することによって生理周期も整うので妊娠しづらい体も改善することができますし、女性特有の貧血などにも効果があります。

また、子宮筋腫や子宮内膜症にも効果があるので女性にとって嬉しい漢方薬です。


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■桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)


桂枝茯苓丸は、体の血流が滞る「血瘀(けつお)」を改善します。

血瘀は痛みを伴うことがあり、たくさんの人が経験したことのある生理痛もその1つです。血瘀を改善することによって生理痛も改善することができます。

また、血の滞りをなくすことによって体のバランスがよくなるので不妊にも効果があると言われています。更年期障害の改善にもいいと言われている漢方薬です。

■加味帰脾湯(かみきひとう)


加味帰脾湯は、血が不足して体調が悪い方やストレスで精神的にお疲れの方などに効果を発揮する漢方薬です。また、偏食家や食の細い方にもおすすめのものです。

血の不足やストレスは不妊の原因になりうるもので、これらを改善することによって妊娠に一歩近づくことができます。

■漢方薬でも妊娠に至れない場合


ここでご紹介した漢方薬は、一般的に不妊に効果があると言われているものばかりで、実際に成果をあげた方もたくさんいます。

しかし皆が皆、同じような効果を得られるわけでなく合う合わないがあります。また、漢方薬ではどうにもならないものが不妊の原因であることもあります。

もし、飲みはじめて1年ほどで(漢方薬の効果が出るのゆっくりなので)思うような効果が得られず妊娠できない場合には不妊外来を受診することをおすすめします。