■ゴナピュールの副作用で太る?眠い、下痢などは?


ゴナピュールとは、ザックリというと不妊治療の際によく用いられる排卵誘発剤のひとつです。ゴナピュールの注射は一般的に、卵胞を育てるホルモン(FSH)でできており、受精に適した卵子の作成に適しています。ゴナピュールは閉経後の女性の尿に由来しており、黄体形成ホルモン(LH)によって卵巣過剰刺激症候群になりやすい多嚢胞性卵巣の方に適していると言われています。

排卵は、卵細胞を覆う卵胞が破裂しすることによって起きますが、多嚢胞性卵巣の場合は、この卵胞が固くて破裂することが出来ず、排卵しづらい状態にあることです。


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排卵することが出来なかった卵胞は卵巣の内壁に引っ付いてしまい分厚くなった卵巣を「多嚢胞性卵巣」といいます。こんな状態の卵巣に排卵を促すLHなどを利用すると卵巣に引っ付いているたくさんの卵胞が急激に大きくなって卵巣過剰刺激症候群を引き起こしてしまうのです。このように、多嚢胞性卵巣の方は人より卵巣過剰刺激症候群に陥りやすく、これを防ぐために、LHがほぼ含まれないゴナピュールが多嚢胞性卵巣の方に選ばれています。

このように、不妊に頭を悩ませる女性にとっては効果がきたいされるゴナピュールですが、使用によって副作用を訴える方もいます。主な副作用としては、頭痛やむくみ、頻尿、吐き気、眠気などの症状が出ることが多いです。また、ホルモンの働きによって消化器官に影響が出て下痢や便秘になる方もいます。

これらの症状は出ても様子を見て経過観察になることが多いですが、あまりにもひどい場合は医師に相談して使用を中止することもあります。

そして重大な副作用として、卵巣茎捻転というものがあり、卵巣を支える靭帯が何らかの理由(腫瘍などの重みであることが多い)で捻れてしまうことがあります。卵巣茎捻転になると激しい下腹部痛に加えて腰痛、吐き気、発熱などの症状が現れます。処置が遅れてしまうと、捻れたことによって卵巣に血液が行き渡らず卵巣が壊してしまうこともあります。

また、人によってはまれに卵巣過剰刺激症候群を起こすことがあります。卵巣過剰刺激症候群とは、卵巣が腫れ上がってしまい、ときには腹水が溜まることもあります。もし短期間に体重が激増したり、今まで履いていたスカートやズボンが苦しくなる・入らなくなるなどの症状が出たら卵巣過剰刺激症候群を疑って、早急に病院を受診しましょう。

事前に医師から説明をうけ、副作用も含めて理解した上でゴナピュールを使用するようにしましょう。


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■ゴナピュールの使用に注意すべき方や、使用ができない方


健康な方ならゴナピュールを使って不妊治療を行うことに全く問題はないのですが、中にはゴナピュールの使用を慎重に行わなければいけなかったり、使用自体することができないという方もいます。

特に乳ガン家系の方や、過去に乳ガンにかかったことのある方は慎重に使用することになります。

そして、子宮筋腫の方や子宮内膜症の方もゴナピュールの使用に注意が必要です。ゴナピュールによって子宮筋腫の成長を促してしまったり、子宮内膜症の症状を悪化させてしまう可能性があるからです。

また、エストロゲン依存性悪性腫瘍(乳ガンや子宮内膜ガンなど、エストロゲンが原因のガ)の方は、ゴナピュールの使用によって腫瘍が悪化してしまうおそれがあるため、ゴナピュールの使用は禁止されています。

これらの原因によって、使用に注意が必要な方や使用禁止の方に相談もなくゴナピュールが使用されることはまずありませんが、当てはまる点があれば事前に必ず医師に相談しておくようにしましょう。