■胚盤胞移植後、症状なしでも妊娠していることはある?


胚盤胞移植をすると、妊娠判定の日まで気になって、体調の変化などに敏感になってしまう方が多いと思います。

胚盤胞移植から1週間くらい経過すると、着床の症状を感じる方がなかにはいます。下腹部のチクチクとした痛みや違和感、体のだるさや眠気、足の付け根に突っ張るような違和感、頭痛、ピンク色のようなわずかな出血など様々な症状が現れます。人によってはこの症状でみずからの妊娠に気づくという方もいます。


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しかしこの症状は、生理前に起きる不快症状とよく似ているため、着床によるものか生理前によるものかよくわからなくなってしまいます。
そして全く何の症状もなく、妊娠検査薬をためして陽性が出て、妊娠していたという方もたくさんいます。

妊娠検査薬は、症状がなくても妊娠によって分泌されるHCGというホルモンさえ正常に分泌されていれば、陽性反応が出ます。そのHCGは胚盤胞移植から2週間後あたりになると、妊娠検査薬に検知できるほどの量が分泌されるようになります。

着床の症状は、実は医学的な根拠はなく、着床した方の多くがこのような症状を着床したでたろうタイミングで訴えているということから「着床痛」「着床の症状」というものとして、そう呼ばれているものです。

なので、着床のタイミングで無症状であるというは、むしろ当然の状態であり、何も感じない=妊娠していないというのは早計なのです。
着床の症状は、妊娠初期症状やつわりと同様に個人差が大きいので、妊娠判定の日の前に、無症状だからといって妊娠しなかったと決めつて落ち込まないようにしましょう。

妊娠判定の日までは、出来るだけ着床や妊娠の症状は気にせずに、冷えやストレスに気を付けて心穏やかに過ごすことが一番です。しかし無症状だからといって不規則な生活をしたり、過度の飲酒や喫煙をすることはおすすめしません。妊娠を希望しているのならば、乱れた生活は送らずに禁煙を心がけて、いざ妊娠したときのために生活の基盤を整えておきましょう。

また、運動は着床に影響はないといいますが、何かあったときに後悔してしまう方もいるので、念のため激しい運動は控えるようにしましょう。リフレッシュするのに体を動かしたいという方は、ウォーキングなどの軽い運動にとどめておくといいでしょう。


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■胚盤胞移植後の基礎体温はどんな感じになる?


妊娠を希望している方や、不妊治療をしている方にとっては、基礎体温をはかるということは自分の体がどんな状態にあるかを知るためにとても大切なことです。基礎体温をみて、排卵の有無や生理の到来、妊娠がわかることから女性の体と基礎体温は切っても切れません。

通常、排卵したその後は高温期になるのが一般的です。

しかし、ホルモン補充周期による胚盤胞移植を行う場合、ホルモン剤などで移植に向けてからだ作りをするので、体のリズムは通常の自然な生理周期とは異なっています。

自然な生理周期の場合、プロゲステロンの分泌によって高温期を作り出すのですが、ホルモン剤の補充によって着床・妊娠を助けているのならば、高温期にはならない方が多いです。むしろ、いつもより体温が低いという方もたくさんいます。

自然に分泌されるプロゲステロンとちがって、人工的に補充されたプロゲステロンには基礎体温を上昇させる働きはありません。子宮内膜の厚さが充実していれば基礎体温は気にすることはありません。

基礎体温をはかることによって、その変動を気にして不安になったりするのであれば、胚移植中はいっそ基礎体温をはかるのをやめたほうがいいかもしれません。