■胚移植後の症状はどんなもの?


胚移植とは体外受精の1つです。

ひとことで胚移植といっても様々なものがあり、分割し始めた胚を体内に戻す新鮮胚移植や5日から6日まで培養して受精卵を「胚盤胞」の状態で移植する胚盤胞移植、培養した胚を凍結させて必要なタイミングで融解して移植する凍結胚移植などがあります。

同じ胚移植でも方法は違いますが、どれも目的は着床・妊娠することです。そして胚移植後の流れはどの胚移植も同じような感じです。そんな胚移植をした方々の中に、移植のあとから、体調に変化が出たと訴える方がいます。


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その症状としては、チクチクとした下腹部痛や体のだるさ、高温期によるほてり、頭痛、吐き気や胸焼け、イライラするなどがよくあげられています。

これらは妊娠初期症状であることがあります。しかし妊娠初期症状と生理前の不快症状はよく似ているため、混乱します。

また、不正出血がある方もいます。もし妊娠が成立していれば着床時に生じた出血ですし、妊娠していなければ、生理のはじまりです。ちなみに、移植時に少し膣を傷つけてしまいそれによる出血ということもあるので覚えておきましょう。

ちなみにこれらの症状が、胚移植から3日から5日後に現れた場合は着床時の症状、1週間後ほどであれば妊娠初期症状である可能性があります。

■胚移植後の症状なしは妊娠検査薬は陰性?


先程もお話したように、胚移植後に下腹部痛や頭痛、吐き気などの症状があると、着床・妊娠している可能性があります(着床時の症状か、妊娠初期症状)。

しかし、全く何の症状もない方もたくさんいます。症状がないと妊娠してないのかな?と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。症状がなくても妊娠していた方もたくさんいます。ここはもう個人差としかいいようがありません。

もし妊娠が成立していれば、早かったら胚移植から1週間後、一般的には2週間経てば妊娠検査薬に陽性反応が反応が出ることでしょう。あまり早くから妊娠検査薬を試すと、正確な結果が得られないことがあります。


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妊娠すると分泌されるヒト絨毛性ゴナドトロピンというホルモンに反応して妊娠検査薬は陽性反応をだします。妊娠していても、あまりにも早い時期の検査だと、ヒト絨毛性ゴナドトロピンの分泌が充分でなく、妊娠検査薬が反応できない場合があります。

着床や妊娠の初期症状もないし、妊娠検査薬も陰性だった…という方は、本当に妊娠していないか、妊娠検査薬を使用するタイミングが早かったということがあります。

結果が気になるのはわかりますが、焦らず、正しい時期に妊娠検査薬を使用するようにしましょう。

■胚移植後の過ごし方


胚移植をしてから着床や妊娠の判定日まで落ち着かない方が多いと思います。判定日までにできるだけ妊娠の可能性を高めるようなことをしておきたい!という方もいると思いますが、そのタイミングからできることはありません。いつも通りに生活をして過ごして、判定日まで待つことになります。

それでもできることをやっておきたい!という方は、体を冷やさないように気を付けましょう。体の冷えは妊娠力を低くします。薄着せず暖かい格好で過ごして、夏でも冬でも外出するときはカーディガンなど羽織るものを1枚持って行きましょう(冬はアウターの下でカーディガンを着脱して気温を調整)。

また、ストレスは肉体的にも精神的にも負担になります。ストレスを感じることによって月経周期が大幅にズレたりすることから、妊娠力にも影響してきます。

判定日まで、基本的には日常生活なのですが、体を温かくして心穏やかに過ごすことが理想的とも言えます。