■子宮頸管の長さとは


妊娠を経験したことのない女性なら、子宮頸管という言葉にはあまり馴染みがないことが多いです。

子宮頸管とは子宮内にある管状のものです。赤ちゃんが育つ子宮本体部分から膣に繋がっている子宮口までにあるもので、出産の際には赤ちゃんはその子宮頸管を通ってお母さんの体の外へと出ていきます。

妊娠していなけれな子宮頸管について気にする人のそんなにいないでしょうが、妊娠中の人にとっては結構気になるものです。

特に子宮頸管の長さを気にする人がとても多いです。子宮から膣に繋がる重要な部分なので、もし「子宮頸管が短い」となると「赤ちゃんが子宮から出やすくなってしまう」ということにも繋がりかねないのです。


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あまりにも子宮頸管が短くなってしまうと「切迫流産」「切迫早産」の状態となり、これ以上子宮頸管を短くしないために自宅安静、程度が重いと管理入院になってしまうことがあります。

お産が近くなり、赤ちゃんが下がってくると自然と子宮頸管は短くなるものですが、まだまだお母さんのお腹の中にいた方がいい時期の赤ちゃんにとっては子宮頸管が短いというのは大事なのです。

■子宮頸管が短くなる原因は何がある?


子宮頸管が短くなる原因としては、子宮頸管無力症や細菌感染、お腹の張りなどが考えられます。

「子宮頸管無力症」とは妊娠の初期から中期あたりに自然と子宮口が開いてしまうというものです。子宮頸管無力症の原因はハッキリとしておらず、子宮頸管無力症になることをあらかじめ把握するというのはなかなか困難です。

また、「細菌感染」などによっても子宮頸管が短くなることがあります。妊娠中は抵抗力が落ちてしまうものですが、細菌感染によるものは気を付ければ未然に予防することができますので、しっかりと衛生的に保って子宮頸管が短くなるのを防ぎましょう。

そして「お腹の張り」にも要注意です。お腹の張りは子宮収縮によるもので、お産が近い人以外が頻繁にお腹が張るのはよくありません。子宮収縮により子宮頸管が柔らかくなってしまうからです。

そうなると赤ちゃんや羊水の重みによって柔らかくなった子宮頸管が圧迫され、短くなってしまうのです。

ほかに考えられる子宮頸管が短くなる原因としては妊娠中の性行為などがあります。性行為による刺激が子宮収縮を促し、子宮頸管を短くする原因になってしまうことがあります。

子宮頸管に十分な長さがあった人でも性行為によって短くなってしまうということもあります。精子にも子宮を収縮させる作用がありますので、妊娠中に性行為をするときは必ず避妊をするようにしましょうね。


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■子宮頸管が短くなったらどうしたらいい?


普通に過ごしていては子宮頸管が短くなったことを自覚することはできません。ほとんどに妊婦さんが妊婦検診などで医師から子宮頸管の短さを指摘されることで自覚します。

子宮頸管が短いということがわかったら、まずは子宮頸管が短くなっている原因を明らかにしてから医師の指示に従うようにしてください。お腹の張止めなどの薬を処方されて自宅安静になったり、病院で24時間管理することになって入院…ということもあります。

自宅安静は「軽い家事程度などならОK」という比較的軽度な自宅安静から、「トイレ以外はずっと横になる。お風呂もNG」という入院1歩手前のような重たい自宅安静があります。

そこから更に度合いが重たくなったときや、それぞれの事情があるときは管理入院となります。入院の場合も「特定の範囲なら行動ОK」というものから、「1日中寝たままでずっと点滴」というふうに、症状によって安静の程度が違います。

1日でも長くお腹にいてもらうためにも、子宮頸管の長さには気を付けるようにしましょうね。