■プレマリン服用後の排卵



プレマリンとは女性ホルモンであるエストロゲンという卵胞ホルモンを補充するお薬です。

主に卵巣機能の低下する更年期障害の治療に使われる事が多く、他にも生理不順の改善などにも広く使われています。


また、卵胞ホルモンを補充することによって卵胞を育てて質のよい卵子を作り、排卵を促します。それによって排卵障害などを改善し、不妊治療にも使われることがよくあります。


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同じ排卵を促す薬としてクロミッドが有名ですが、クロミッドはプレマリンよりも排卵に重点を置いており、卵胞を育てて排卵させることに関してはとても優秀な働きをします。

ですが、排卵後に受精した場合のフォローはなく、子宮内膜の厚さが充分でなかったり高温期がキープできなかったりします。そしてクロミッドには長期的に服用すると子宮内膜が薄くなってしまう(結果、着床しづらくなる)というリスクがあります。


プレマリンは排卵から着床の期間を通して幅広くフォローして作用しますし、長期服用によって子宮内膜が薄くなることもありません。

そしてプレマリンだけでなくクロミッドを併用させてより排卵する可能性をあげたりすることができます。他にも、プレマリンで排卵をさせて、その後はルトラールで妊娠しやすい体を作るという方法もあります。医師と相談して自分にあった処方を受けるようにしましょう。


■プレマリンの副作用に乳ガンのリスク?



プレマリンの副作用に乳ガンのリスクがあるというよりも、プレマリンとよく併用される黄体ホルモン製剤の作用が乳ガンのリスクがあると言えます。

乳ガン診察ガイドラインによると、プレマリン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)を併用することによって乳ガンのリスクが1.2倍から1.4倍になります。

不妊治療でも更年期障害の治療でもこのエストロゲンとプロゲステロンを併用するパターンが多いです。


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プレマリン単体ではリスクの増加はないとされています。しかしこれは5年未満でのデータの話なのでそれ以上の長期使用となると詳細は不明ですが、ほんのわずかだが確率が上がるとしている医師もいます。


黄体ホルモンは女性ホルモンの1つで、高温気のキープや子宮内膜を厚くするなど妊娠を助ける働きがあり、妊娠を希望している方にとってはプレマリンとの併用はよくあることです。

また、ホルモン剤すべてが乳ガンのリスク増加に繋がるわけではないので、乳ガンの不安があるのなら遠慮なく医師に相談や質問をしましょう。


また、プレマリンを服用しはじめてから2、3ヶ月のあいだは吐き気や乳房の張り、下腹部痛、不正出血などの副作用が出る場合があります。

どれも心配のいらない副作用で3ヶ月を過ぎるとプレマリンに体が慣れて自然と症状が緩和し、消えてきます。医師と相談して様子を見て過ごしましょう。

しかし、手足のしびれや視力の急速な低下といったような症状が見られる場合は血栓症を引き起こしていることが極稀にあります。この場合は様子見をせずに速やかに病院を受診するようにしましょう。


■プレマリンの使用上の注意



更年期障害や不妊治療に活躍してとても役に立つプレマリンが誰でも服用できるわけではありません。


妊娠中や授乳中の方をはじめ、以前にプレマリンを服用してじんましんやアレルギーが出た方、過去に乳ガンや子宮内膜ガンになったことのある方または現在疑いのある方など一部の方はプレマリンの服用が制限されることがあります。


過去の病気歴や現在疑いがかかっているものがあれば漏らすことなく医師に報告して、相談の上、安全にプレマリンを服用できるようにしましょう。