■ルトラールとプレマリン



ルトラールとは、女性ホルモンであるプロゲステロンを補充して高温期を継続させて受精卵が子宮にたどり着きやすいようにしたり、子宮内膜を分厚くしたりと妊娠の成立を助ける働きをします。

着床している場合は更に妊娠の継続をサポートするために高温期をキープする役割があります。そして男性ホルモンの分泌を抑える働きもあるので、女性だけでなく男性も前立腺系の病気の治療に使われることがよくあります。


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また、生理不順の方に有効なお薬で、一定期間服用することによって生理周期を整えることができます。


そしてプレマリンとは、エストロゲンという卵胞ホルモンを補充することによって、卵胞を成熟させて排卵を促します。主に、卵巣機能の低下が原因の更年期障害の治療に使われており、生理不順や不妊治療にまで幅広く活躍するお薬です。


このプレマリンとルトラールを同じ周期に服用することによって、排卵・妊娠の可能性を高めることができます。


■プレマリンとルトラールを使うと妊娠検査薬が陽性になる?



不妊治療の目的でプレマリンとルトラールを服用している方にとっては生理予定日が近くなるとソワソワしてしまいますよね。早く妊娠検査薬を試して妊娠しているかどうかを確認したくなる方も多いでしょう。


妊娠検査薬は尿の中にhCGが含まれているかを陽性か陰性かで測定します。妊娠している場合、hCGというヒト絨毛性性腺刺激ホルモンが胎盤で作られ、尿の中に含まれます。それを妊娠検査薬は探しあてて妊娠しているかどうかを調べます。

妊娠していたら生理予定日から1週間過ぎた頃にはhCGの分泌もかなり増えており市販されている妊娠検査薬のほとんとが正確な結果を出すことが出来ます。


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不妊治療でよく用いられるhCG注射というものは直接卵巣に射って働きかけることによってプロゲステロンを分泌させて妊娠をサポートする働きがあり、とても強力なものです。

しかしhCGを注入するので、体内にこのhCG注射の効力が残っていたら妊娠していなくても妊娠検査薬で陽性が出てしまうことがあります(偽陽性)。


こうなってしまうとぬか喜びですよね。hCG注射による影響は個人差も大きいですがだいたい10日から14日ほど残ります。この日数を経過してからの妊娠検査薬で陽性が出たりどんどん陽性が濃くなってきたら本当に妊娠している可能性が高いです。


そしてプレマリンとルトラールを服用している方も、ルトラールは黄体ホルモンを補充するものだからhCG注射のように妊娠検査薬の偽陽性が出るのでは?と思っている方も多いでしょう。


ルトラールは合成の黄体ホルモン剤なので妊娠検査薬で陽性が出ることはありません。

プレマリンとルトラールのみの服用で陽性反応が出た場合はかなら高い確率で妊娠している可能性があります(稀に妊娠検査薬の不良品ということもありますが、現在の市販されている妊娠検査薬はかなり精度が高いので不良品の可能性はとても低いです)。


プレマリンとルトラールは同時に服用はしませんが、同時期に併用されることが多いお薬です。妊娠検査薬に反応したかも?と疑われるのはルトラールですが、結果としてルトラールが妊娠検査薬に反応することはありません。


しかしルトラールを服用するとだいたいの方が3日から1週間ほど生理が遅れることがあるので、それで妊娠したかもと疑われることがあります。

ルトラールを服用していて、生理が遅れている場合は生理予定日から10日くらい過ぎても生理が来なかったら妊娠検査薬を試してみて、それでも陰性の場合は担当の医師に相談してみましょう。