■ルトラールのよく見られる副作用


ルトラールは、プロゲステロンという女性ホルモンの1つである黄体ホルモンを人工的に補充するお薬です。排卵後に服用することによって基礎体温の高温期を維持したり、子宮内膜を分厚くしたりなど妊娠しやすい体作りをサポートします。


主に不妊治療や生理不順の改善などに使われており、妊娠を希望している方や生理周期の不規則さに悩まされている女性にとってはとても有意義なものです。


とても効果が期待できるお薬ですが、人よっては副作用が出ることがあります。


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よくある副作用としては、下腹部痛や腰痛、眠気、吐き気、嘔吐、乳房の張りなどがあります。これらの症状は、体がルトラールに馴染む3ヶ月前後で軽くなったりおさまることが多いです。


また、ルトラール服用中に不正出血があるという方もいます。ルトラールの服用によってプロゲステロンが補充されて、妊娠しやすい体作りが活発に行われます。

その中で、受精卵が着床しやすいように子宮内膜が分厚くなるのですが、子宮内膜が充分すぎると内膜を支えきれずに少し剥がれ落ちて外に排出されることがあります。

これがルトラール服用中の不正出血として把握されるのです。充分にルトラールの効力が現れている証拠ですし、出血が微量で直ぐにおさまるようであれば心配いりません。


とはいえ、出血があると心配になる方もいるでしょう。不安を感じたら医師に相談して説明を受け、不安を取り除くようにするといいでしょう。


他には体のだるさやほてりを感じる方もいます。これは黄体ホルモンの働きによって妊娠を助けるために高温期をキープしていることが原因で、熱っぽく感じていることによるためでしょう。


また、ルトラールを飲み始めてから太ったという方もいます。これはルトラール服用による黄体ホルモンの増加が関係していることがあります。ルトラールを服用していない方でも生理前になると食欲が増進するという方も多いでしょう。

生理前になると体内は黄体ホルモンが充実し、普段よりも食欲が増します。ルトラールは生理前の状態を作り出すお薬なので、この関係で食欲が増し、結果として体重が増えるということに繋がります。


黄体機能不全でルトラールを服用し始めた方にとっては、これまでなかった突然の体重増加で驚くかもしれませんが、薬がよく効いていることでもありますので心配しないようにしましょう。


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■ルトラールの重大な副作用



ルトラールは基本的には大きな副作用がないとされているものですが、極稀に血栓症などの重たい副作用が出ることがあると報告されています。


もしルトラール服用中に息切れや動悸、足が痺れたり急激に視力が落ちることがあれば血栓が出来ている恐れがあります。命に関わることがあるので、こういった症状が現れたら、ただちに服用を中止して一刻も早く病院を受診しましょう。


そして肝機能障害なども報告されており、心臓や肝臓に持病のある方は注意が必要です。持病のある方は事前に必ず医師に伝えて指示を仰ぐようにしてください。


また、妊娠初期にルトラールを服用すると男児胎児の外性器が女児化したり、女児胎児の外性器が男児化したりなど、かなり低い確率で胎児に影響が出ることがあると報告されています。


しかしルトラールは切迫流産の流産止めの薬としてよく処方される薬でもあります。僅かな副作用のリスクよりも流産を食い止めるための効果に期待がされていることから、あまり神経質になることもないでしょう。


不安のあるときは医師から副作用についての説明を受けて、心配事を解消してから心穏やかにルトラールを服用するようにしましょう。